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なぜ?歌舞伎町のジェンダーレストイレが廃止された理由と反応

なぜ?歌舞伎町のジェンダーレストイレが廃止された理由と反応

東京の新宿・歌舞伎町にある高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」のジェンダーレストイレが廃止され、男女別のトイレに変わりました。

ジェンダーレストイレとは、性別に関係なく誰でも入れるトイレのことです。この施設では、4月に開業した際に日本初の試みとして導入されましたが、わずか4か月で撤回されました。

なぜこのようなことになったのでしょうか?

この記事では、ジェンダーレストイレを廃止した理由と、その背景や反応について紹介します。

ジェンダーレストイレを導入した目的と仕様

ジェンダーレストイレを導入した目的は、性的少数者や障害者などの利便性や安心感を高めることでした。

性的少数者とは、自分の性別や性的指向が社会的な規範と合わない人々のことで、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)などと呼ばれます。

このような人々は、男女別のトイレに入ることで差別や暴力に遭う恐れがあります。また、障害者や高齢者などは、介助者や家族が異性である場合に困ることがあります。

そこで、ジェンダーレストイレは、性別に関係なく誰でも入れる個室を設けることで、これらの問題を解決しようとしました。

ジェンダーレストイレは、24時間営業のフードコートが入る2階にありました。

性別に関係なく使える個室が8室、女性用2室、男性用2室、多目的の1室がコの字形に並び、手洗い場は共用でした。

個室は全て鍵付きであり、内部は清潔で快適でした。また、外から中が見えないように工夫されており、プライバシーも保護されていました。

ジェンダーレストイレを廃止した理由と経緯

しかし、ジェンダーレストイレは開業から間もなくして批判や不安の声が上がり始めました。

交流サイト(SNS)などでは、「女性や子どもが安心して使えない」「男性が覗きや痴漢をする可能性がある」「感染症対策が不十分だ」「LGBTQへの配慮ばかりで不公平だ」などの意見が見られました。

また、現地では、「トイレに入る前に警備員に声をかける必要がある」「個室の数が少なくて待ち時間が長い」「男女別のトイレが欲しい」という要望が多く寄せられました

。これらの声を受けて、施設側は7月下旬から改修工事を行い、4日に男女別のトイレに変更しました。

施設側は、ジェンダーレストイレを廃止した理由について、「お客様の声を重視した結果」と説明しています。

また、「ジェンダーレストイレは日本初の試みであり、多様性や包容性を高めることが目的だったが、現実にはそうならなかった」と反省しています。

さらに、「今後は男女別のトイレを増やすとともに、多目的トイレやオストメイト対応トイレなどの設備も充実させていきたい」と述べています。

ジェンダーレストイレに対する賛否両論

ジェンダーレストイレの廃止に対しては、賛否両論の声があります。

賛成派は、「女性や子どもが安心して使えるようになった」「男女別のトイレの方が衛生的だ」「LGBTQへの配慮は大事だが、多数派の意見も尊重すべきだ」などと評価しています。

一方、反対派は、「性的少数者や障害者への差別や偏見が強まる」「ジェンダーレストイレは進歩的で画期的だった」「男女別のトイレに固執するのは時代遅れだ」などと批判しています。

また、中立的な立場からは、「ジェンダーレストイレは良いアイデアだったが、実施方法や周知徹底が不十分だった」「ジェンダーレストイレと男女別のトイレを併設することで選択肢を増やすべきだった」「ジェンダーレストイレに対する理解や教育が必要だった」などと分析しています。

なぜ?歌舞伎町のジェンダーレストイレが廃止された理由と反応【まとめ】

東京の新宿・歌舞伎町にある高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」のジェンダーレストイレが廃止され、男女別のトイレに変わりました。

ジェンダーレストイレとは、性別に関係なく誰でも入れるトイレのことで、性的少数者や障害者などの利便性や安心感を高めることを目的としていました。

しかし、開業から間もなくして批判や不安の声が上がり、施設側はお客様の声を重視して改修しました。このことに対しては、賛否両論の意見があります。

ジェンダーレストイレは日本初の試みであり、多様性や包容性を高めることが目的でしたが、現実にはそうならなかったということです。

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