江東マンション神隠し殺人事件とは、2008年に東京都江東区のマンションで起きた凶悪なバラバラ殺人事件です。
同じマンションに住む女性を拉致し、殺害した後、遺体を切断してトイレに流したりゴミに捨てたりした犯人は、星島貴徳という男でした。
この事件は、裁判員制度のモデルケースとしても注目されました。
この記事では、事件の概要や犯人の動機、裁判の経過、そして現在の状況について解説します。
事件の概要:同じマンションに住む女性を拉致・殺害・解体・遺棄
本日は4月19日
【江東マンション神隠し殺人事件】
2008年4月18日夜、会社員の女性が東京都江東区の自宅マンションから忽然と消え、姉から捜索願いが出される。最上階の自室の玄関に少量の血痕が残った状態であったことに加え、マンションに設置された監視カメラの記録に、被害者女性がマンション建物 pic.twitter.com/HYTTiYlsib— あんかけナポリ (@napori_ankake) April 18, 2022
事件が発生したのは2008年4月18日の夜でした。
当時23歳の会社員の女性(以降被害者女性)が、東京都江東区潮見二丁目の自宅マンションから忽然と姿を消しました。
被害者女性宅の玄関には血痕が残っていましたが、マンションに設置された監視カメラには、被害者女性が外出した形跡がありませんでした。
このことから、「神隠し事件」としてマスメディアが大きく報道しました。
しかし、その後の捜査で真相が明らかになりました。
被害者女性は、同じマンションの2部屋隣に住む派遣社員の男(以降加害者男)によって拉致されていたのです。
加害者男は、被害者女性を自分の部屋に連れ込み、縛って監禁していました。
しかし、被害者女性と同居していた姉が警察に捜索願いを出したことで、事件が発覚することを恐れた加害者男は、被害者女性の首に包丁を刺して殺害しました。
その後、星島貴徳は被害者女性の遺体を包丁やノコギリで切断し、冷蔵庫やベッドの下などに隠しました。
また、肉や臓器などを切り刻んでトイレに流したり、骨や頭蓋骨などをゴミに混ぜて捨てたりしました。
星島貴徳は約1か月かけて遺体を完全に処分しようとしましたが、警察が指紋やDNAなどの証拠から星島貴徳を特定し、2008年5月25日に逮捕されました。
犯人の動機:性奴隷を獲得するために女性を拉致
#読売新聞 #朝日新聞 #毎日新聞
江東マンション神隠し殺人事件
遺体を切り刻んでトイレに流しきった有名な話しですが、
トイレは紙でも詰まります。
骨を削り人体すべてはとても無理です。
共用部で詰まれば他から苦情が出ます。 pic.twitter.com/BwcKUKsbf9— 佐伯まお (@saekimao006) March 11, 2019
星島貴徳は、なぜ被害者女性を拉致・殺害したのでしょうか?その動機は、性奴隷を獲得するためでした。
星島貴徳は、被害者女性に狙いを定めたのは事件の約1週間前だと供述しています。
星島貴徳は、被害者女性が自分の好みのタイプであることや、同じマンションに住んでいることから、拉致しやすいと考えたのです。
加星島貴徳は、被害者女性を拉致した後、自分の部屋に連れ込みました。
しかし、被害者女性が抵抗したり騒いだりしたため、星島貴徳は殺害することにしました。
星島貴徳は、被害者女性を殺害した後も、遺体に対してわいせつな行為をしたり、切断した遺体の一部を自分の体にくっつけたりするなど、異常な性癖を持っていました。
星島貴徳は、自分の性癖や犯行動機について、「四肢切断に異常な執着心があった」と語っています。
星島貴徳は幼少期に足に大きなやけどを負っており、そのことが原因で小学校や中学校でいじめられていました。
また、両親にもやけどのことで怒られたり無視されたりしたと感じており、両親への殺意も抱いていました。
このような経験が、加害者男の性格や性癖を歪ませたと考えられます。
裁判の経過:裁判員制度のモデルケースとして注目される
「帰りがけ(電気の)メーターをちょこっと見たりするんですよ。回ってるときは『あ、いるなぁ』とか…」
【江東マンション神隠しバラバラ殺人事件(2008)】、星島貴徳 pic.twitter.com/Rgd8gjSzeS
— ◆マジキチ犯罪者の名言◆ (@mazikiti_hanzai) February 27, 2023
星島貴徳は2008年6月13日に死体損壊・遺棄容疑で起訴されました。その後、殺人容疑やわいせつ略取容疑などで追起訴されました。
検察側は死刑を求刑しましたが、弁護側は無期懲役を求めました。
この事件は、2009年5月21日から始まった裁判員制度のモデルケースとして注目されました。
裁判員制度では、一般市民が裁判員として参加し、裁判長や裁判官と共に判決を決めます。
この事件では、凶悪な犯行内容や被告人の異常な性癖などが明らかになり、裁判員にとって精神的な負担が大きかったと言われています。
現在の状況:無期懲役の判決が確定し千葉刑務所に収監そして自殺
https://twitter.com/neotokyo_neo/status/1624740039996608513?s=20
星島貴徳は、無期懲役の判決を不服として控訴しましたが、2010年12月16日に東京高等裁判所は控訴を棄却しました。
さらに、2011年6月28日に最高裁判所は上告を棄却し、無期懲役の判決が確定しました。
星島貴徳は、千葉刑務所に収監されています。
星島貴徳は、収監中に自殺未遂を図ったことがあるという報道もあります。
2012年9月には、自分の血液型がB型であることを知り、自分の父親が本当の父親ではないと思い込んで動揺したということです。
星島貴徳は、自分の血液型がB型であることを知った後、自分の部屋で首を吊ろうとしたが、看守に発見されて未遂に終わったということです。
星島貴徳は、現在も精神的な不安定さや異常性を持っていると考えられます。
そしてついに2015年2月5日に、千葉刑務所において40代の受刑者が自殺したと報道されました。
【現在】江東マンション神隠し殺人事件から15年!犯人の星島貴徳は今どこにいるのか?【まとめ】
江東マンション神隠し殺人事件は、2008年に東京都江東区のマンションで起きた凶悪なバラバラ殺人事件です。
同じマンションに住む女性を拉致し、殺害した後、遺体を切断してトイレに流したりゴミに捨てたりした犯人は、星島貴徳という男でした。
この事件は、裁判員制度のモデルケースとしても注目されました。
この記事では、事件の概要や犯人の動機、裁判の経過、そして現在の状況について解説しました。
犯人の星島貴徳は、幼少期に足に大きなやけどを負っていじめられたことが原因で、四肢切断に異常な執着心を持ち、性奴隷を獲得するために女性を拉致・殺害したのです。
星島貴徳は無期懲役の判決が確定し、千葉刑務所に収監されていますが、収監中に自殺を図りました。
この事件は、日本社会に衝撃を与えた事件の一つです。
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