日本は経済大国として世界に誇りを持ってきた国ですが、近年はさまざまな問題に直面しています。
少子高齢化、国際競争力の低下、財政赤字、社会保障制度の破綻など、日本の将来に暗い影を落としています。
日本は本当にヤバいのでしょうか？海外に脱出した方がいいのでしょうか？
この記事では、日本の経済や社会の現状と課題、そして今後の展望について考えてみたいと思います。
日本の将来がやばいと言われる理由①日本の経済は停滞している
日本はかつて高度経済成長を遂げ、世界第2位の経済大国となりました。
しかし、1990年代に入るとバブル崩壊や金融危機などで経済が失速しました。
その後もデフレや円高などに苦しみ、成長率は低迷し続けました。2
020年には新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動が大きく制限され、日本のGDPは前年比4.8％減となりました
日本の将来がやばいと言われる理由②人口減少と高齢化
日本は世界でも類を見ないほど人口減少と高齢化が進んでいます。
2019年に生まれた子どもの数は86万4000人で、統計開始以来初めて90万人を割りました。一方、高齢者（65歳以上）の割合は28.4％で、世界最高水準です。
このままでは、2065年には人口が8800万人以下になり、高齢者が40％を超えると予測されています。
人口減少と高齢化は経済に悪影響を及ぼします。
人口が減れば消費や投資も減りますし、高齢者が増えれば社会保障費も増えます。
また、労働力不足や技術力低下も懸念されます。
人口問題は50年や100年単位で動くものなので、今から対策を打ってもすぐに効果は現れません。
日本の将来がやばいと言われる理由③国際競争力の低下
日本はかつて世界的な製造業大国として知られていましたが、近年は中国や韓国などに追い抜かれつつあります。世界経済フォーラム（WEF）が発表した「世界競争力ランキング」では、日本は2019年に6位から7位に順位を落としました。また、「イノベーション能力ランキング」では、日本は2018年に13位から20位に大幅に順位を落としました。
日本の国際競争力の低下の原因は複数ありますが、主なものとして以下のようなものが挙げられます。
- 企業の研究開発投資の減少
- 人材の流動性や多様性の低さ
- 規制や慣習の弊害
日本の将来がやばいと言われる理由④財政赤字と借金
日本は長年にわたり財政赤字を抱えており、国の借金は世界最大です。
2020年度の国債残高は1,116兆円で、GDP比では236.6％に達します。
これは、世界平均（59.8％）や先進国平均（109.2％）を大きく上回る水準です。
日本の財政赤字と借金の原因は複数ありますが、主なものとして以下のようなものが挙げられます。
- 経済成長率の低下
- 税収の減少
- 社会保障費の増加
日本はどうなるのか？今後の展望
日本は経済や社会において深刻な問題を抱えていますが、それは必ずしも絶望的な状況ではありません。
日本にはまだまだ強みや可能性がありますし、問題に対する解決策も存在します。
ここでは、日本が今後どうなるか、そしてどうすべきかについて考えてみたいと思います。
日本が小国になるが、それは絶望ではない
日本は人口や経済規模で見れば、確実に小国になっていきます。
しかし、それは必ずしも悪いことではありません。小国であっても、高い技術力や品質力、文化力やソフトパワーを持っていれば、世界で活躍できるチャンスはあります。
例えば、スイスやシンガポール、デンマークやノルウェーなどは小国ですが、高い国際競争力や幸福度を誇っています 。
日本が小国になることを受け入れると同時に、自分たちの強みや特色を磨き、世界に発信していくことが重要です。
また、小国であるからこそ、他国と協力する姿勢や柔軟性も必要です。
自己完結や孤立主義ではなく、グローバル化や多様化に対応できるように変革していくことが求められます。
日本が脱出すべき「昭和型」の思考と制度
日本が今後生き残っていくためには、「昭和型」の思考や制度から脱出する必要があります。
これまで日本社会では、「一妻一夫制」「一社一生制」「一業一生制」「男性中心社会」「高学歴至上主義」「年功序列制」「終身雇用制」などが当たり前だとされてきました。
しかし、これらは人口増加や高度経済成長という特殊な環境下で成立したものであり、現在の人口減少や経済停滞という状況には適合しません。
これらの思考や制度に固執すると、個人や組織の活力や創造性を失ってしまいます。
日本が脱出すべき「昭和型」の思考や制度としては、以下のようなものが挙げられます。
- 働き方の多様化と柔軟化
- 女性や外国人の活用と参画
- 学歴や年齢にとらわれない人材育成と評価
- 革新的な技術やサービスの開発と普及
- 財政再建と社会保障制度の改革
日本が目指すべき「新しい幸せ」の定義
日本は経済や社会において変革を進める必要がありますが、それだけでは不十分です。変革の目的や方向性を明確にする必要があります。つまり、日本が目指すべき「新しい幸せ」の定義を見つける必要があります。
これまで日本社会では、「経済成長」「所得増加」「物質的豊かさ」などが幸せの指標とされてきました。しかし、これらは必ずしも幸せを保証するものではありません。実際、日本は世界最大級の経済大国でありながら、世界幸福度ランキングでは62位と低い順位にとどまっています。
日本が目指すべき「新しい幸せ」の定義としては、以下のようなものが挙げられます。
- 健康で長寿な生活
- 自分らしく充実した仕事
- 家族や友人との良好な関係
- 学びや趣味に打ち込める時間
- 環境や社会に貢献できる意識
日本の将来がやばいと言われる理由！勝ち残るための方法についても徹底解説【まとめ】
日本は経済や社会において多くの問題を抱えており、将来に不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、日本はまだまだ捨てたものではありません。
日本には強みや可能性がありますし、問題に対する解決策も存在します。
日本が小国になることを受け入れつつ、自分たちの強みや特色を磨き、世界に発信していくことが重要です。
また、「昭和型」の思考や制度から脱出し、「新しい幸せ」の定義を見つけることも必要です。
日本はヤバいかもしれませんが、それは絶望ではなく、変革のチャンスでもあります。
海外に脱出する前に、日本を変えることに挑戦してみませんか？
本記事の内容があなたのお役に立てば幸いです。
他の最新エンタメ記事一覧はこちらジャニーズタレントに関する記事一覧はこちら
