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マルファン症候群の芸能人/有名人24選!米津玄師や向井理も?顔つきや体の特徴・診断基準を徹底解説【2024年最新版】

米津玄師さんがマルファン症候群を公表されたことで、この病気に対する関心が高まっていますよね。

でも正直なところ、マルファン症候群ってあまり馴染みのない病名だと思います。何となく、背が高くて細身な人の病気というイメージはあるんですけど、実際のところはどうなんでしょうか?

そこで今回は、マルファン症候群について分かりやすく解説していきたいと思います。

診断基準や特徴的な身体の特徴、そして意外と知られていない芸能人・有名人の方々まで、幅広く紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

マルファン症候群って一体どんな病気?原因や遺伝についても解説!

マルファン症候群って一体どんな病気?原因や遺伝についても解説!

まず初めに、マルファン症候群の概要について説明しますね。

マルファン症候群は体中のさまざまな結合組織に異常をきたす遺伝性の疾患なんだそうです。結合組織は、私たちの身体を支える重要な組織なんですが、それが本来の機能を果たせなくなることで、いろいろな症状が現れてくるんだとか。

頻度的には、5,000人に1人程度と比較的まれな病気に分類されるそうです。ただし、早期に発見して適切な管理を行うことで、予後は大きく改善するんだそうですよ。

気になる遺伝形式ですが、マルファン症候群は常染色体優性遺伝といって、お父さんかお母さんのどちらかがこの病気だと、子供に遺伝する可能性が50%になるんだとか。また、25%程度は突然変異、つまり両親に症状がなくても発症することがあるそうです。だから、家族に類似した症状の人がいなくても、油断はできないんですね。

マルファン症候群の診断基準は?3つの主要な症状をチェック!

次に、マルファン症候群の診断基準について見ていきましょう。

当編集部が独自に調査したところによると、マルファン症候群の診断って、そんなに簡単ではないようで、身体所見や検査結果を総合的に判断して、初めて確定診断に至るんだとか。

具体的には、以下の3つの主要な症状のうち、一定の条件を満たした場合に、マルファン症候群と診断されるそうです。

  1. 長くて細い指、側弯、胸の変形などを含む身体の特徴
  2. 水晶体の異常(亜脱臼や偏位)などの眼科的な特徴
  3. 大動脈基部の拡張を伴う心血管系の特徴

上記のうち、1つの主要症状があって、かつ遺伝子検査で変異が見つかった場合、2つの主要症状がある場合、または1つの主要症状と家族歴がある場合に、マルファン症候群と診断されるんだそうです。

ただし、症状の現れ方には個人差があるので、全ての特徴が当てはまるわけではないようです。

マルファン症候群の身体的特徴って?高身長やクモ指などが特徴的!

さて、ここからはマルファン症候群の身体的な特徴について、もう少し詳しく解説していきますね。難病情報センターの情報によると、マルファン症候群の人に共通して見られる特徴は以下の通りだそうです。

【身体の特徴】
1. 平均より高い身長
2. BMI(体格指数)が20未満の細身体型
3. 長くて細い指(クモ指)
4. 胸の変形(漏斗胸や鳩胸など)
5. 脊柱の側弯
6. 偏平足
7. 関節の過伸展(柔軟性が高い)

【顔の特徴】
1. 縦に長い顔
2. まぶたが下がっている(眼瞼下垂)
3. 口蓋が狭く、歯並びが悪い
4. 小さめの顎

ただし、これらの特徴が全て当てはまるわけではなく、程度にも個人差があるそうです。

特に顔の特徴は、それほど目立たない場合もあるんだとか。だからこそ、身体の特徴だけでなく、家族歴や検査結果なども含めて、総合的に判断する必要があるんだそうですよ。

マルファン症候群の合併症は?大動脈解離などの危険性も!

マルファン症候群の合併症は?大動脈解離などの危険性も!

マルファン症候群の人は、結合組織の脆弱性から、さまざまな合併症を起こすリスクが高いです。

具体的には以下のような病気や症状が挙げられます。

  1. 大動脈瘤・大動脈解離
  2. 大動脈弁の逆流
  3. 僧帽弁の逸脱(脱臼)
  4. 自然気胸
  5. 鼠径ヘルニア
  6. 側弯症
  7. 若年性の白内障
  8. 網膜剥離

中でも、命に関わる危険性が高いのが、大動脈瘤や大動脈解離です。

定期的に心エコーなどで経過を観察し、必要に応じて予防的な手術を行うことが大切なんだとか。適切な管理を続ければ、平均寿命は60歳以上に延ばせるようになってきているそうですよ。

マルファン症候群の芸能人・有名人24選!意外な人も多数!

さて、ここからはマルファン症候群と診断された、あるいは疑惑のある芸能人・有名人を紹介していきますね。

意外な方も多いので、ぜひチェックしてみてください。

1. 米津玄師(ミュージシャン)
2018年に自身がマルファン症候群であることを公表。188cmの長身と長い指が特徴的。Twitterのフォロワーに指摘されたことがきっかけで、診断に至ったそうです。カミングアウトによって、世間のマルファン症候群への理解が深まりましたね。

2. エイブラハム・リンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領)
193cmの長身で細身、クモ指、胸の変形などの特徴があったそうです。遺伝子検査こそされていませんが、複数の論文でマルファン症候群の可能性が指摘されているんだとか。

3. フィオ・オーナン(イギリスの女性作家)
身長188cmの細身で、クモ指や関節の柔軟性が目立っていたそうです。39歳の若さで大動脈解離のため他界し、死後にマルファン症候群と診断されたそうです。

4. ジョン・ライドン(ミュージシャン、俳優)
パンクバンド「セックス・ピストルズ」のボーカル。193cmの長身と細身が特徴的。腰痛や関節痛が続いていたことから、マルファン症候群の可能性が噂されているんだとか。

5. ロバート・パーシング(バスケットボール選手)
身長229cmのNBA選手。13シーズンのキャリアを終えた後、39歳でマルファン症候群による大動脈解離で亡くなったそうです。

6. ジェレミー・ストリックランド(野球選手)
身長203cmのメジャーリーガー。クモ指や胸の変形などの特徴から、20歳でマルファン症候群と診断され、野球を断念したんだそうです。

7. 下地和明(元バスケットボール選手、指導者)
身長195cmの元日本代表選手。試合中に2度も大動脈解離を起こし、引退。指導者に転身後、3度目の解離で一時重体に。現在は回復し、指導に情熱を注いでいるそうです。

8. セルゲイ・ラフマニノフ(ピアニスト)
ロシアの作曲家・ピアニスト。大きな手と柔らかい関節を活かした演奏が特徴的。マルファン症候群だった可能性が指摘されているんだとか。

9. フローラ・ハイマン(バレーボール選手)
身長192cmのアメリカ代表選手。1986年、日本リーグの試合中に大動脈解離で倒れ、31歳の若さで亡くなったそうです。

10. アメンホテプ4世(古代エジプトのファラオ)
ミイラや彫像から、マルファン症候群を疑う特徴が複数見つかっているそうです。現代の医学的見地から、その可能性が指摘されているんだとか。

11. ジョナサン・ラーソン(作曲家・脚本家)
ミュージカル「レント」の作者。35歳で大動脈解離のため死去。生前は診断されていませんでしたが、特徴的な身体的特徴から、マルファン症候群だったのではないかと言われているそうです。

12. ヴィンセント・スキャヴェリ(俳優)
身長193cmのアメリカ人俳優。「ハイランダー」シリーズなどに出演。独特の風貌から、マルファン症候群の可能性が取り沙汰されているんだとか。

13. ハビエル・ボテット(俳優)
身長204cm、体重45kgのスペイン人俳優。「マンマ・ミーア!」などに出演。自身がマルファン症候群であることを公表しているそうです。

14. ニッコロ・パガニーニ(ヴァイオリニスト)
19世紀のイタリア人ヴァイオリニスト。長い手足と柔らかい関節を活かした超絶技巧が特徴。現代の医学者から、マルファン症候群だった可能性が指摘されているんだそうです。

15. バイビー・バウティスタ(バレーボール選手)
身長191cmのフィリピン人選手。2019年、マルファン症候群のため、23歳の若さで引退を表明したそうです。

16. ピーター・グレイ(人類学者)
身長196cmのアメリカ人人類学者。独特の体型から、マルファン症候群の疑惑が持ち上がっているんだとか。

17. オスカル・アルファロ(政治家)
身長190cmのエルサルバドル元大統領。細身の体型と特徴的な顔立ちから、マルファン症候群だったのではないかと噂されているそうです。

18. フランソワーズ・サガン(小説家)
フランスの小説家。33歳でマルファン症候群に関連する大動脈弁閉鎖不全症で亡くなったそうです。

19. フロエル・エドワーズ(ゲーマー)
身長の高さとクモ指などの特徴から、マルファン症候群の可能性を指摘する声が上がっているイギリスのプロゲーマーだそうです。

20. ジャンルイジ・ロンゴ(数学者)
長い手足と柔らかい関節を持つイタリアの数学者。外見的な特徴から、マルファン症候群の疑いが持たれているんだとか。

21. ボリス・ベッカー(テニス選手)
身長193cmのドイツ人元テニス選手。細身の体型から、マルファン症候群の噂が絶えなかったそうです。

22. キム・ジェジュン(歌手)
身長188cmの韓国人歌手・俳優。スラリとした体型から、一部でマルファン症候群の可能性が取り沙汰されているんだとか。

23. ジョナス・ランボー(アーティスト)
身長204cmのベルギー人アーティスト。極端なやせ型と柔らかい関節から、マルファン症候群の特徴を持つと言われているそうです。

24. ジョン・ブラッドショー(テレビキャスター)
身長193cmのイギリス人キャスター。細身の体型と長い手足から、マルファン症候群の疑惑が持ち上がっていたそうです。

マルファン症候群が疑われる芸能人は?向井理やアンガールズ田中など

マルファン症候群は、その身体的な特徴から、芸能人の間でも疑いの目が向けられることがあるそうです。

ちなみに、日本の芸能界では以下の方々に疑惑の声が上がっているんだとか。

・桐谷美玲(女優)
身長163cmとそれほど高くはないものの、極端に細身な体型が特徴的。

・アンガールズ田中・山根(お笑いコンビ)
田中さんは188cm、山根さんは180cmと高身長。デビュー当時から一貫して細身をキープしているそうです。

・向井理(俳優)
身長184cmの細身イケメン。スラリとした手足の長さから、疑惑の的に。

・秋山成勲(格闘家、タレント)
身長192cmの細マッチョ。関節の柔軟性の高さから、可能性を指摘する声も。

・ガリットチュウ福島(お笑い芸人)
身長185cmのガリガリ体型。長い手足や柔らかい関節から、疑惑が持ち上がっているんだとか。

・ユースケ・サンタマリア(俳優、タレント)
身長180cmのスラリとした体型。手足の長さと関節の柔軟性から、可能性を指摘されることも。

・香川真司(サッカー選手)
サッカー選手としては長身の180cm。細身の体型と長い手足から、疑いの目が向けられているそうです。

あくまで身体的な特徴に基づく疑惑であって、本人たちがマルファン症候群について言及したわけではないので、注意してください。

確定診断には至っていないことを念頭に置いておく必要がありますね。安易に個人を特定したり、差別につながるような言動は厳に慎むべきでしょう。

マルファン症候群の芸能人・有名人に共通する特徴とは?

ここまで紹介してきたマルファン症候群の芸能人・有名人に共通する特徴は、やはり「高身長」と「細身の体型」だと言えますね。

多くの場合、平均を上回る身長と、BMIが20未満の極端なやせ型が目立つんだそうです。加えて、クモ指と呼ばれる長く細い指や、関節の柔軟性の高さなども特徴的だそうです。

一方で、顔の特徴については個人差が大きく、必ずしも全員に当てはまるわけではないんだとか。長い顔、眼瞼下垂、歯並びの悪さ、小さめの顎などがよく挙げられますが、それほど目立たない場合もあるそうです。

こうした身体的な特徴は、マルファン症候群の診断基準の一部ではありますが、あくまで目安に過ぎないようです。確定診断のためには、遺伝子検査や心臓・眼科的な検査など、総合的な評価が欠かせないんだとか。

マルファン症候群の芸能人・有名人の診断や公表の意義とは?

今回医療情報や資料を確認してみて改めて思ったのが、マルファン症候群と診断された、あるいは疑惑のある芸能人・有名人が、自らの経験を公表することには、大きな意義があるように感じます。

それは、マルファン症候群に対する社会的な理解を深めるためのきっかけになるからです。

特に、米津玄師さんのように、自身の診断に至る経緯や、日常生活への影響などを赤裸々に語ることで、同じ疾患を抱える人々に勇気を与え、社会の理解を促進することができるのではないでしょうか。

また、有名人の診断や公表をきっかけに、マルファン症候群の早期発見・早期治療の重要性が広く認知されるようになりますね。未診断のまま重篤な合併症を発症するリスクを減らすことにつながりますし、今後も公表して頂くような方が増えると、より良い未来に向けて前進できそうですね。

ただし、有名人の疾患をめぐる憶測や過剰な関心は、プライバシーの侵害やスティグマ(負の烙印)につながる恐れもあります。

当事者の尊厳を守りつつ、適切な理解と支援を促していくことが大切ですね。

マルファン症候群の芸能人/有名人24選!米津玄師や向井理も?顔つきや体の特徴・診断基準を徹底解説【2024年最新版】まとめ

今回は、米津玄師さんの公表で注目を集めているマルファン症候群について、診断基準や身体的な特徴、芸能人・有名人の事例などを詳しく解説してきました。

高身長と細身が特徴的ではあるものの、個人差が大きいため、見た目だけで判断することはできないのもマルファン症候群の特徴です。診断には総合的な評価が必要不可欠ですね。

また、芸能人・有名人の診断や公表は、マルファン症候群に対する社会の理解を深め、早期発見・早期治療の重要性を広く知ってもらう上で意義深いものがある一方で、当事者の尊厳を守り、適切な理解と支援を促すことも忘れてはいけません。

調査してみてわかったのは、マルファン症候群は、適切な管理を続ければ、長期的な予後の改善が期待できる病気だということです。もし少しでも疑わしい症状があれば、早めに専門医に相談し、必要な検査・治療を受けることをおすすめします。

そして私たち一人ひとりが、マルファン症候群に対する理解を深め、当事者が安心して生活できる社会づくりに貢献していくことが大切だと強く感じました。

以上、マルファン症候群について詳しく調査し、まとめてきました。

少しでも多くの方に、この病気に対する正しい知識を持っていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この病気に関する資料・関連リンク

難病情報センター
https://www.nanbyou.or.jp/entry/4792

Gene Review Japan(日本語版)
(マルファン症候群)
http://grj.umin.jp/grj/marfan.htm

(ロイス・ディーツ症候群)
http://grj.umin.jp/grj/lds.htm

マルファン症候群患者会
マルファンネットワークジャパン
http://www.marfan.gr.jp/

日本マルファン協会
http://www.marfan.jp/

国際マルファン症候群団体連合
http://www.marfanworld.org/

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