三大夏風邪についてお送りしていますが、今回は「ヘルパンギーナ」
今西日本で大流行しているとニュースになっていますね。
早速、原因や症状、治療のポイントについて紹介していきます。
目次
ヘルパンギーナの原因や症状は?
ヘルパンギーナは、乳幼児や子供が多く発症するウイルス感染症で、「プール熱」や「手足口病」と共に三大夏風邪と呼ばれています。
主に6月~7月末にかけてピークを迎え、流行します。
ヘルパンギーナの原因ウイルスは?
ヘルパンギーナは
エコーウイルス
コクサッキーウイルスA群・B群
とエンテロウイルスに属するウイルスが原因で発症します。
この中でも「コクサッキーウイルス」の感染が主な原因とされています。
上記のウイルス以外にも、発症原因となるエンテロウイルスは多く確認されているので、二次感染には注意が必要です。
ヘルパンギーナはどんな症状がでるの?
主な症状としては
・口の中に口内炎や水泡ができる
・のどの痛み
喉の痛みが原因で、つばを飲み込むことが困難になってしまい、よだれが増え、嘔吐しやすくなったりすることもあります。
口内の水泡が破けることによって、ただれや痛みが出て、食事をするのが困難になることもあります。
ちなみに水泡は2~3日で破けて、約1週間ほどで回復していきます。
ヘルパンギーナは大人が感染すると重症化する?!

ヘルパンギーナは子供に多い病気とされていますが、ウイルス感染症なので、稀に大人でも感染する病気です。
手足口病同様、大人が感染すると重症化するケースが多く見られます。
症状としては子供同様、発熱・口内の水・喉の痛みですが、大人の場合は40度近い高熱が出て、症状が治まるまでに時間がかかるようです。
高熱などの症状がピーク状態のときは、節々の痛みや倦怠感も伴うことがあります。、
飛沫感染や接触感染、糞口感染により、うつる病気なので、発熱時の出勤は控えるようにしましょう。
ヘルパンギーナの治療方法は?
エンテロウイルス系の抗ウイルス剤は今のところありません…。
その為、予防接種なども行われていません。
ヘルパンギーナの治療は基本的に、症状に合わせた治療がおこなわれます。
自宅でのケアは?
まずは安静に過ごしましょう。
そしてたっぷり睡眠時間を確保するようにしてください。
高熱による脱水症状を防ぐために、こまめに水分補給をしましょう。
ヘルパンギーナは口内に多数の口内炎や水泡ができ、痛みを伴うため、子供だと水分補給を嫌がるという場合もあります。
そんなときは、刺激の少ないイオン飲料や湯ざましなどを飲むようにしましょう。
そして、二次感染を防ぐために、必ず手洗いうがいを徹底して行いましょう。
症状が改善しても、ウイルス自体は2週間~4週間以上の長期にわたって、便から排出されることが分かっています。
糞口感染によっての感染には要注意なので、乳幼児がいらっしゃるご家庭では、オムツ替えの際は使い捨ての手袋やマスクをし、二次感染の予防を行いましょう。
まとめ
三大夏風邪、今回はヘルパンギーナについてでした。
子供のいない家庭ではあまり知られていないようですが、大人も感染する病気なのでしっかり予防することが大切です。
さまざまな予防グッズ等販売されていますが、手洗いうがいに敵うものはありません。
常に意識して予防を行いましょう。
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