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安楽死のやり方は?スイスでできるって本当?費用などについても徹底解説

安楽死のやり方は?スイスでできるって本当?費用などについても徹底解説

スイスの安楽死のやり方は

スイスでの安楽死のやり方は、スイスの医師が準備した致死量の薬剤が含まれた点滴を、自身の手で体内に注入していく方法です。

安楽死が合法化されているスイスといえど、医師が直接手を下すことは禁じられており、最後の瞬間は自らが行う必要があります。

病気の方や身体にハンディキャップを抱えた方にとって、最後の救いとして求める方がいるのも事実です。

スイスにおける安楽死とは

スイスは、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ、アメリカの一部の州と並び、安楽死を法的に認めている国の一つです。

国内の死因の約4%もの方が安楽死をしているというオランダでは、在住者は保険が適用され無料となっているようですが、海外からの希望者に関しては安楽死は行っていません。

そのうち、私たち日本人を含めた外国人が安楽死できる国は、世界でスイスしかありません。

スイスには自殺ほう助団体の「ディグニタス」「イグジット」「ペガソス」「ライフサークル」安楽死を行う団体が存在します。

スイスの自殺ほう助は、本人が「深刻な緊急事態」にあること、健全な判断能力があり、自ら死を望んでいること、そして致死薬を自分で投与することがルールになっています。

自殺ほう助の際には遺体の身元確認のため、友人や親族の立ち会いが必要になるため、本人だけでなくご遺族の方も覚悟は必要になってきます。

https://twitter.com/twinewss/status/1772084057410597054

ただし、家族や配偶者がいない方や同伴者がいない方も中にはいるでしょう。

そのような方々のために、スイス行きを支援するオーストラリアの自殺ほう助団体「エグジット・インターナショナル」は、団体のスタッフが身元確認に立ち会う特別プログラムを提供しているということです。

健康であっても安楽死をすることができる

「病気でもないし、健康だけど安楽死を選択したい」

そのような方も中にはいるかもしれません。

スイスでは、自殺ほう助を受けることは権利という考え方があり、病気や不治の病であることが(自殺ほう助の)前提条件にはなっていません。

スイスでは身体的な病気を患っていない人にも自殺ほう助が認められており、スイスの最高裁である連邦裁判所が2006年、判断能力を持つ人であれば、自らの命をいつどのように終えるかを決定する権利があると認めたことに伴い、自殺と自殺ほう助が合法化されました。

スイスでの安楽死の費用は

日本人やそのほかの外国人がスイスで安楽死をする場合、日本円にして約150~200万円の費用がかかります。

この金額には、診断書の調査料、医師の診断費用、警察の捜査費用、火葬や遺体搬送費が含まれています。

また、安楽死の手続きには英語やドイツ語の理解が求められるので、ある程度の語学力が必要になってくることも忘れてはいけません。

安楽死に関する世界の状況

近年、世界の国々では積極的安楽死の合法化が進められてきています。

現在、安楽死を認めている主な国は下記の通りです。

  • オランダ
  • オーストラリア
  • ベルギー
  • ニュージーランド
  • ルクセンブルク
  • スペイン
  • コロンビア
  • ポルトガル
  • カナダ
  • エクアドル

また、自殺ほう助のみだと、下記国も

スイス、イタリア、オーストリア、ドイツ、アメリカの一部の州

日本においても、安楽死を認めてほしいという声が挙がっています。

参考資料:swissinfo.ch

安楽死に関するSNSの反応は

https://twitter.com/neko_no_geboku_/status/1772272260398596287

安楽死のやり方は?スイスでできるって本当?費用などについても徹底解説【まとめ】

スイスは、安楽死を望む外国人にとって唯一の選択肢であることは間違いありませんが、語学力と費用を考慮した上で、慎重に判断することが大切です。

また、安楽死を選択する前に、日本の厚生労働省は相談窓口を設置しています。

一人で悩みや不安を抱える前に、一度相談してみるのも良いと思います。

>>相談できる場所がここにあります

本記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。

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