
人間が生きていくうえで、どうしても欠かすことのできない水分ですが、健康志向の方は特にミネラルウォーターに敏感でしょう。
この記事では、買ってはいけないミネラルウォーターの理由や特徴について、徹底的に調査していきます。
買ってはいけないミネラルウォーターとは?
ミネラルウォーターなんて味も変わらないし、全然気にならないという方でも、チェックして頂きたいこともありますので、一度ご覧いただき、普段飲まれている商品と比較して改めて検討してみてください。
あまり知られていない銘柄のもの

あまり知られていない銘柄というと語弊があるかもしれませんが、言い換えると人気のないミネラルウォーターです。
そういったミネラルウォーターの場合、回転率がよくない可能性があり、賞味期限がどんどん近くなっていくことで、鮮度が落ちてしまうという問題があります。
大手のものや、CMでよく流れているミネラルウォーター、一般的に店頭販売されているものについてはそれなりに買う方がいるため、その点は安心して購入して頂いて良いです。
日々、口に入れるものなので、劣化したものではなく新鮮なお水を選びたいですよね。
初めて見るパッケージのものや海外製のミネラルウォーターがこれにあたりますので、得体の知れない水は買わないほうが良いですね。
単純に不味い

そもそも飲んでいて不味いだとか、不快に感じるミネラルウォーターについては自分に合っていないと考えて良いでしょう。
毎日口にするものですし、美味しいと感じるものでなければ、ただの苦痛、苦行ですね。
世の中にはたくさんのミネラルウォーターがありますので、その中から自身に合ったものを選んで飲むと良いです。
ちなみに、本記事の執筆にあたりミネラルウォーターをいくつか飲んでみたのですが、ミネラルウォーターといえど、やはり味に違いがあり、好みはあると感じました。
硬度の高いもの【硬水】

これは人による部分もあるかもしれませんが、硬度の高いミネラルウォーターについては、マグネシウムというミネラルを多く含んでいますので、腸への刺激でお腹を下してしまったりすることがあります。
ちなみに、硬度とは水1Lあたりのカルシウムとマグネシウムの含有量を表す指標のことで、それぞれ以下のように分類されています。
区分 | 硬度 |
軟水 | 60mg/L 以下 |
中硬水 | 60~120mg/L |
硬水 | 120~180mg/L |
超硬水 | 180mg/L 以上 |
参照:清涼飲料水評価書 カルシウム・マグネシウム等(硬度)|厚生労働省
日本の一部を除く、殆どの地域では水道水なども軟水なので、そのお水に慣れてしまった日本人には硬水は刺激が強すぎて、胃腸がびっくりしてしまう可能性があるというわけですね。
価格が高い(コスパが悪い)

体に良い水を飲みたくとも、あまりにも高いミネラルウォーターですと、続けて摂取していくことは難しくなっていきます。
それで生活水準を下げていくこととなれば本末転倒ですね。
自身の生活水準に見合った価格のミネラルウォーターを選び、飲み続けていけるコスパの良いものをオススメします。
怪しい効能を謳っている

「この水を飲むとアトピーが消える、健康になる、糖尿病が治る、がんも治る」などと宣伝文句を謳い販売されているけれど、実際には効果効能がないただの水を売りつける商法も存在します。
いくら体に良いものを求めているとはいえ、なんの科学的根拠もないただの水を飲まされるのは無駄でしかないので、そういった効果や効能を謳っているミネラルウォーターを飲むのはやめたほうが良いでしょう。
買って失敗したミネラルウォーターとは

あれやこれやと説明してみたものの、実際にミネラルウォーターを買って後悔した人の話もまとめてみました。
買って失敗したミネラルウォーター(コスパ編)
空港で急いで買ったペットボトルの水がなんと5ドル(700円)以上で後悔。ミネラルウォーターではなく、蒸留水と電解水に電解質を足しているとのこと。そりゃ高いはずだが、求めていたものではない。
買って失敗したミネラルウォーター(味編)
最近買ったミネラルウォーターがまずいよおお!
激まずだよおお!誰か飲んでる人いないかなー?!
1.5リットル12本に、
500が24本ある、、絶望すぎる、、。
まずいよ、不味すぎて、どう消費すれば、、、、
買って失敗したミネラルウォーター(番外編)
海外のとある有名ホテルを利用したのですが、お部屋のアメニティで提供されたミネラルウォーターの中に洗剤が混入していました。水から洗剤のような強い異臭がし、試しにペットボトルを振ってみたところ中身が泡立っていました。すぐにホテル側に伝えると、客室担当の責任者は部屋タイプをアップグレードし、ディナービュッフェを追加するという補償案を提案されましたが、納得できませんでした。
良いミネラルウォーターを選ぶには
逆に良いミネラルウォーターとはなんでしょうか。
気をつけていきたいことも紹介していきます。
よく知られているものを選ぶ
よく知られているメジャーなミネラルウォーターですと、やはり購入する人が多い分、回転率も高く、品質劣化されていない新鮮なミネラルウォーターを手にすることが出来ます。
日本には厳密に定められた賞味期限がありますが、あまり知られていない商品だと、賞味期限内であっても、もうすぐ賞味期限が切れてしまうなんて事態も防ぐことが出来ますね。
目的に応じて日本製や海外製のものを選ぶ
一般的に日本製のミネラルウォーターは殆どが軟水になっており、日本人の体に合ったタイプが多いですが、硬水だから決してダメというわけではなく、あえて硬水を選択する方もいます。
水本来の味を楽しみたいのであれば、ヨーロッパ産のミネラルウォーターが良いです。
後ほど後述しますが、硬水には、動脈硬化の予防や便秘解消が挙げられますので、ダイエットをされている方は特に硬水を選ぶと良いでしょう。
継続して飲み続けられるもの
それは、価格だったり、味だったり各々によって変わってきますが、やはり自分が飲んで満足できるものが一番ですので、継続して飲み続けることのできるミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。
ミネラルウォーターについて疑問Q&A

ミネラルウォーターの起源は?
日本のミネラルウォーターの起源は皆さんが想像しているよりも古く、その原型は明治中期の1880年代に誕生しました。主に外国人向けとして横浜や神戸の居留地で販売されました。1884年に兵庫県川西市の平野鉱泉が「理想的な鉱泉」と認められて「平野水」として販売されました。この平野水が、現在の三ツ矢サイダーの源流です。
また、日本人にも一般的になったのは、昭和中期の1970年代前半頃。ウィスキーの水割りが流行したことから、業務用のミネラルウォーターがニッカウヰスキーやサントリーから次々発売されました。そして、1983年にハウス食品から「六甲のおいしい水」が発売されると、家庭でもミネラルウォーターを飲むことが広まったといわれています。
日本製と海外製のミネラルウォーターの違いは?
特に日本国内で採取されたミネラルウォーターは、全てのミネラルウォーターで殺菌処理が必須条件になっています。
逆に、ヨーロッパでは採水した水は殺菌しません。
かといって、殺菌しているから安全、殺菌していないから危険というわけではありません。
ヨーロッパでは、加熱するとおいしさの元ともいえる酸素や炭酸ガスが失われる可能性があるとの考えによるものです。
また、意外に思われるかもしれませんが、日本とヨーロッパではミネラルウォーターの基準が大きく異なり、ヨーロッパの方が審査に厳しい基準が求められます。
日本では、1つの水源から複数の銘柄のミネラルウォーターが製造できますが、ヨーロッパでは、水質汚染を防ぐため環境が保全されており、1つの水源から製造できるのは1銘柄のみです。
硬水と軟水の違い それぞれのメリットやデメリット
硬水のメリット
硬水のメリットは「ミネラルが豊富」な点です。現代人に不足しがちなミネラルを補うことで、「動脈硬化の予防」や「便秘解消」などの効果が得られます。また、マグネシウムが豊富なため、肉料理がメインの洋風料理との相性は抜群なんです。
硬水のデメリット
日本の水道水は軟水であることが多いため、硬水を摂取することによりお腹が緩くなってしまったりする方も多くいます。また、独特な風味や苦みが素材の味を邪魔してしまうこともあるため、素材の味を活かせず、和食には向きません。また、マグネシウム含有量が多いため、赤ちゃんのミルクを作る際には使わないほうが良いでしょう。
軟水のメリット
硬水のように独特な匂いがないため、風味を楽しむ料理に向いています。また、軟水はミネラル成分が少ないことから、乳幼児はもちろん大人の身体にも優しい水です。
軟水のデメリット
軟水の唯一のデメリットとして挙げられるのが、「ミネラルを多くは補給できない」ことです。しかし、裏を返せば「ミネラルが補給できれば、軟水にデメリットは存在しない」ということになるでしょう。
pHってなんなの?
pH(ペーハー)とは水の性質を表した数値で、酸性・中性・アルカリ性の3種類に分かれます。数値は下記の通りです。
酸性 | 0~6.9 |
中性 | 7.0 |
アルカリ性 | 7.1~ |
水単体ではpH値によって味に影響が出ることはなく、味の違いはミネラルバランスによるものなんです。
また、人間の体液は弱アルカリ性なので、胃腸への負担を減らしたいときは吸収しやすいアルカリ性のものを選ぶと良いでしょう。
ちなみに、pH9.0を超えるとお腹を下しやすくなるので注意が必要です。
おすすめのミネラルウォーターは?種類別に厳選ピックアップ
これまで買ってはいけないミネラルウォーターを紹介してきましたが、逆におすすめのミネラルウォーターについても、硬水と軟水の種類別に分けて紹介していきたいと思います。
軟水編
- サントリー天然水
画像引用元:サントリー食品インターナショナル
ミネラルウォーターといえば、おそらく必ずと言ってよいほど名前が挙がるのがサントリーが発売している「サントリー天然水」です。全清涼飲料水中の売り上げトップクラスである「サントリー天然水」は前身が、旧「南アルプス天然水」が91年に発売されており、名実ともに日本が誇るミネラルウォーターです。実は4つの水源(南アルプス・奥大山・阿蘇・北アルプス)があり、商品名も微妙に違いがあるのはご存知でしょうか。味にも違いがあり、南アルプスはすっきりとしたキレでさわやかな爽快感のある味、阿蘇や奥大山は口当たりがまろやかで、北アルプスはさっぱりとしたクリアな飲み口なんです。興味ある方は全種類の見比べてみてください。
また、全種類通して汲み上げた原水を一度も外気に触れさせることなく、クリーンな環境で天然ボトリングしており、将来にわたって水を守り続けるため、工場の水源涵養エリアに「天然水の森」を設定し、天然水を育む豊かな森づくりを行っています。硬度指数は軟水でpHは7です。
- アサヒ天然水

画像引用元:amazon
元々は「六甲のおいしい水」という名前で発売されており、それが現在の「アサヒおいしい水」になっています。間違いなく日本のミネラルウォーター市場を発展、けん引してきたミネラルウォーターブランドです。販売当初は、ハウス食品(現・ハウス食品グループ本社)が開発販売を行っていましたが、2010年に、アサヒビール(現・アサヒグループホールディングス)の100%子会社で、清涼飲料水部門を担うアサヒ飲料に生産及び販売事業権が移った背景があります。その後、アサヒ飲料のミネラルウオーター事業再編により、12年に「アサヒおいしい水」ブランドが立ち上がっています。味はまろやかで口当たりがよく優しい甘さが特徴です。硬度は軟水でpHは約8です。
硬水編
- のむシリカ
画像引用元:amazon
のむシリカは、シリカ以外にも希少なミネラルを豊富に含んでおり、常温でも飲みやすい中硬水(高度130mg)で、pHは6.9です。
ちなみに、シリカとはケイ素のことで、全身を構成する重要な成分と言われています。 大自然で溶け込んだミネラルは、体に吸収されやすいと言われています。また、シリカ(ケイ素)は、体内で生成されない為、食品や天然水での補給が必要で、特に吸収率の高い天然水がおすすめです。気になる味は、硬水独特のミネラルっぽさはなく、軟水同様に飲めてしまうという方が殆どのようです。
また、某有名美容口コミランキングのドリンク部門に選ばれました。 メディアでも多数取り上げられ美容と健康に期待できる成分として話題になりました。
買ってはいけないミネラルウォーターってあるの?理由や特徴について徹底調査!【まとめ】
今回の記事を参考に、買ってはいけないミネラルウォーターを避けて頂き、自分に合ったミネラルウォーターで水分補給をしてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたの生活に少しでも役立てたなら光栄です。
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