過失運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、東京・足立区のタクシー運転手・福永克彦容疑者(63)で、9日午前1時すぎ、世田谷区玉川で、路上に倒れていた横浜市磯子区の会社員・伊村周さん(55)をひき、けがをさせたにもかかわらず走り去った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、伊村さんは事故直前に道路を横断していてバイクにはねられ、そこに福永容疑者が運転するタクシーにひかれたということです。 伊村さんはおよそ2キロ離れた世田谷区喜多見の路上で倒れていたところを別のタクシーにひかれ、その後、死亡が確認されました。 警視庁は福永容疑者が伊村さんをひいたまま、およそ2キロにわたって引きずり、その後、走り去ったとみていますが、取り調べに対し、福永容疑者は「何かにぶつかったことに間違いないが、人だと思わなかった」と容疑を否認しています。