暮らしの知恵
花菖蒲の育て方!土作りや、植え替えや株分けの時期と方法を詳しく紹介
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8分

梅雨の時期の風物詩として
江戸時代から日本人に愛されている
「花菖蒲(ハナショウブ)」
凛と立ち上がったような花姿がとても美しいのが特徴ですね。
今回は、花菖蒲の育て方について、
・育て方のポイント
・土作り
・植え替えや株分けの時期や方法
まで、詳しく解説していきますね。
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目次
- 1 花菖蒲の育て方は?
- 2 花菖蒲の育て方 土作り編 それでは早速、苗植えの準備を行っていきましょう! まず、土作りを行います。 花菖蒲は、 「水はけが良い」尚且つ「水持ちも良い」 弱酸性の土を好みます。 ここでしっかり土作りを行っておけば、 良い株になるので、頑張りましょう^^ 鉢植えの場合だと、 「赤玉土(小粒)8:ピートモス2」 の割合で混ぜた土。 もしくは、市販の草花用培養土でもOKです。 赤玉土 4L小袋入り【10P03Sep16】 地植えの場合、 “水はけが良すぎるかな…?”と感じたら、 庭の土に、「ピートモス」や「完熟堆肥」を混ぜてあげましょう。 こうすることで、水持ちがよくなりますよ^^ 苗植えをしよう! 土作りが終わったら、苗植えをしましょう。 苗の植え付けを行う時期は、 ✓3月~7月 ✓9月~11月 が適していますので、 この時期に行うようにしましょう。 鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きな鉢に、 地植えの場合は、日当たりが良い場所を選んで植え付けましょう。 どちらの場合も、 根っこが隠れる程度で、浅く植える のがポイントです。 また、新芽が伸びていく方向を確認して、 植え付けの向きを決めましょう。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 水やりや肥料の与え方 ◆ 水やり 花菖蒲は、湿らせすぎると根腐れを起こし、 乾燥しすぎると、株が弱ってしまいます…。 しかし、見極めのポイントは簡単ですので ご安心ください^^ 鉢植えの場合は 「土の表面が乾いていたら」 たっぷりと水を与えてあげましょう。 一方で地植えの場合は、 基本的に水やりの必要はありません^^ ◆ 肥料 苗の植え付け時に肥料を与える必要はありません。 しかし、毎年9月~10月には 株に栄養を与え、丈夫な株に育てる為に、 必ず肥料を与えましょう! また、3月~4月・7月頃に、 同様のものを1回づつ与えるようにすると、 生育が良くなります。 しかし、与えすぎは良くないので注意しましょう。 肥料は、じわじわと効果出る 緩効性化成肥料、または油かすがオススメですよ^^ あかぎ園芸 緩効性化成肥料 花の肥料 フラワーボール 3kg×6袋 花がら摘みを忘れずに! 花が咲き終わって、枯れてしまった場合、 その都度、花がらを摘み取りましょう。 そのままにしておくと、 種が付いて、株が栄養を取られて弱ってしまったり、 花が腐って、株全体が枯れてしまうなんてことも…。 咲き終わった花は、 根本から刈り取ってしまいましょう。 ここで注意しておきたいのが、 「葉」です。 葉には、根っこに栄養を運んでくれる 重要な役割があるので、 誤って切り取ってしまうと、 翌年の花咲きが悪くなってしまいます。 くれぐれも葉を切り取ったり、 傷つけないように注意しましょう。 ただし、葉が茶色く枯れてしまっていた場合は、 取り除いて問題ありません。 花菖蒲の育て方 植え替え編
- 3 花菖蒲の育て方 株分け編
- 4 まとめ
花菖蒲の育て方は?

種と苗から育てる2つの方法がありますが、
「苗」から育てるのが一般的です。
種から育てると、
弱々しい株に育ってしまったり、
親株よりも“劣った花”になってしまうんですね。
その為、慣れていない方は
苗から育てることをオススメします。
それでは早速育て方を紹介していきますね!
花菖蒲の育て方 土作り編
それでは早速、苗植えの準備を行っていきましょう!
まず、土作りを行います。
花菖蒲は、
「水はけが良い」尚且つ「水持ちも良い」
弱酸性の土を好みます。
ここでしっかり土作りを行っておけば、
良い株になるので、頑張りましょう^^
鉢植えの場合だと、
「赤玉土(小粒)8:ピートモス2」
の割合で混ぜた土。
もしくは、市販の草花用培養土でもOKです。
地植えの場合、
“水はけが良すぎるかな…?”と感じたら、
庭の土に、「ピートモス」や「完熟堆肥」を混ぜてあげましょう。
こうすることで、水持ちがよくなりますよ^^
苗植えをしよう!
土作りが終わったら、苗植えをしましょう。
苗の植え付けを行う時期は、
✓3月~7月
✓9月~11月
が適していますので、
この時期に行うようにしましょう。
鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きな鉢に、
地植えの場合は、日当たりが良い場所を選んで植え付けましょう。
どちらの場合も、
根っこが隠れる程度で、浅く植える
のがポイントです。
また、新芽が伸びていく方向を確認して、
植え付けの向きを決めましょう。
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水やりや肥料の与え方
◆ 水やり
花菖蒲は、湿らせすぎると根腐れを起こし、
乾燥しすぎると、株が弱ってしまいます…。
しかし、見極めのポイントは簡単ですので
ご安心ください^^
鉢植えの場合は
「土の表面が乾いていたら」
たっぷりと水を与えてあげましょう。
一方で地植えの場合は、
基本的に水やりの必要はありません^^
◆ 肥料
苗の植え付け時に肥料を与える必要はありません。
しかし、毎年9月~10月には
株に栄養を与え、丈夫な株に育てる為に、
必ず肥料を与えましょう!
また、3月~4月・7月頃に、
同様のものを1回づつ与えるようにすると、
生育が良くなります。
しかし、与えすぎは良くないので注意しましょう。
肥料は、じわじわと効果出る
緩効性化成肥料、または油かすがオススメですよ^^
花がら摘みを忘れずに!
花が咲き終わって、枯れてしまった場合、
その都度、花がらを摘み取りましょう。
そのままにしておくと、
種が付いて、株が栄養を取られて弱ってしまったり、
花が腐って、株全体が枯れてしまうなんてことも…。
咲き終わった花は、
根本から刈り取ってしまいましょう。
ここで注意しておきたいのが、
「葉」です。
葉には、根っこに栄養を運んでくれる
重要な役割があるので、
誤って切り取ってしまうと、
翌年の花咲きが悪くなってしまいます。
くれぐれも葉を切り取ったり、
傷つけないように注意しましょう。
ただし、葉が茶色く枯れてしまっていた場合は、
取り除いて問題ありません。
花菖蒲の育て方 植え替え編
花菖蒲はアヤメ科の植物なので、
何年も同じ場所で育てていると、
土の栄養不足や害虫によって、
「連作障害」を起こしてしまって、
株が長生きしなくなってしまいます。
その為、定期的に植え替えをしましょう。
植え替えの頻度は
✓鉢植え:毎年
✓地植え:2~3年に一回
でOKです。
時期としては、7月上旬頃が良いでしょう。
植え替えの手順は、植え付けと同じです。
同時に株分けもしてしまうと
効率的に作業が進みますよ^^
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花菖蒲の育て方 株分け編
花菖蒲は、株分けという作業を行うことで、
数を増やしていくことが可能です^^
先程紹介した植え替えと同じタイミングで(7月頃)
行うと良いでしょう。
【用意するもの】
・剪定ばさみ又はナイフ
・植え付け時に必要な物
(栽培土・鉢 など)
【株分けの方法】
①根っこを傷つけないように注意しながら
株を掘りあげます。
②葉っぱの長さを30㎝程度に切ります。
(この時枯れていたり、傷んでいる部分は切り落としましょう。)
③根っこについた土を良く落とし、
株の中心にハサミやナイフをいれて、真っ二つに分けます。
④茎を、株元から3~5cm辺りのところで切り落とします。
⑤それぞれの株に、根が2~3本付いた状態になるように、
手やナイフで株を細かく分けましょう
⑥それぞれの株を、鉢や地面に植え付けて完了です。
綺麗に花が咲いた年に株分けを行うと、
比較的成功しやすいので、
チャレンジしてみてくださいね^^
花菖蒲の栽培で気を付けることは?
花菖蒲は、
・アヤメキバガ(メイチュウ)
・コガネムシ
が付き易いです。
アヤメキバガというのは蛾の幼虫で、
春と夏に発生しやすいです。
特に花芽を食べてしまい、
花付きを悪くしてしまうので厄介です。
幼虫は、葉っぱや新芽の中に入り込んで生息しているので
薬が効きづらいので、
ピンセットなどで、つまんで取り除きましょう。
コガネムシは、根っこを食い荒らします。
土の中に生息しているので、
株元に殺虫剤を散布して駆除してください。
そして、コガネムシは乾燥させると発生しやすくなるので、
乾燥には常に気を配るようにしましょう。
まとめ
花菖蒲は意外と育てやすいので、
花の栽培が初めての方にもおすすめです^^
花菖蒲を上手に育てていくためには、
✓日当たりがよい場所で育てること
✓土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えること
がポイントなので、
この2点に気を付けて育ててくださいね^^
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・剪定ばさみ又はナイフ
・植え付け時に必要な物
(栽培土・鉢 など)