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流浪の月が気持ち悪いって本当?ロリコン犯罪を美化しているという噂も検証

流浪の月は2020年本屋大賞を受賞した、凪良ゆうさんのベストセラー小説を映画化した作品です。

李相日監督が広瀬すずさんと松坂桃李を主演とした、映画となっています。

映画では、10歳の少女を誘拐した罪で逮捕された19歳の男が、事件から15年後に誘拐した少女と再開するという物語です。

その内容に関して、『気持ち悪い』と言う意見もネットでは飛び交っていますね。

本記事では、流浪の月が気持ち悪いというのは本当かや、ロリコン犯罪を美化しているという噂も検証をしていきます。

この記事でわかること

・【流浪の月 気持ち悪い】流浪の月って何?
・流浪の月が気持ち悪いって本当?
・【流浪の月 気持ち悪い】流浪の月はロリコン犯罪を美化しているって本当?
・流浪の月が気持ち悪いに関してSNSでの反応

【流浪の月 気持ち悪い】流浪の月って何?

映画名 流浪の月
著者 凪良ゆう
イラスト
鈴木久美(装幀)
Arx0nt / Getty Images(写真)
発行日 2019年8月30日
発行元 東京創元社
ジャンル 長編小説

『流浪の月』は東京創元社より単行本が2019年8月に出版された小説で、2022年に李相日監督により映画化されました。

単行本作品では『一章 少女のはなし』から『終章 彼のはなし II』の、全6章で構成された作品です。

内容としては、主人公の家内更紗は父を病気で亡くして、母親に見捨てられたという環境です。

母方の伯母の家に引き取られ、更紗は従兄(伯母の息子)の孝弘から虐待を受けていました。

学校が終わるといつも講演で過ごしていましたが、そこで小学生からロリコンと呼ばれていて、19歳大学生の佐伯文もその公園にいました。

ある日講演で雨が降っていて、更紗がびしょぬれになっているのを目にした文は、更紗に傘を差しだします。

ただ、引き取られている伯母の家に帰りたくないという更紗の気持ちを知った文は、更紗を自分のマンションに招き入れました。

更紗は文の家で2か月間過ごし、その間は更紗が行方不明の女児として全国に実名報道されていたのです。

文と更紗が一緒に外出していたところを、通行人に見つかって文は誘拐犯として逮捕されてしまいます。

警察官に抱えられ保護された更紗は、文と別れたくない気持ちで、泣き叫ぶシーンを居合わせた人に撮影されてしまうのです。

そしてSNSで拡散されていきますが、更紗の気持ちとは別の内容で、拡散されていきます。

『傷モノにされた哀れな女の子』と言う感じで、SNSで拡散されたのです。

ただ、こういう勘違いは、SNSではよくあることといえます。

文に関しては、『ロリコンで凶悪な誘拐犯』と言うレッテルを貼り付けられ、二人の関係は周囲の人たちとは全く違うものとして、ストーリーは進められていくのです。

ちなみに、SNSなどの発信は個人の勝手な正義感で、当事者の気持ちや考えとは逆の方向で、展開されるケースのほうが多いかもしれません。

全体的な内容を見る限りでは、SNSの使い方も考えさせられる内容となっているように感じます。

流浪の月が気持ち悪いって本当?

流浪の月で中瀬亮を演じる横浜流星さんは、更紗の同棲相手と言う設定です。

更紗の彼氏が束縛癖があり、ある意味『気持ち悪い』存在ではないでしょうか。

とはいえ、更紗は幼いころに虐待に遭っていますが、成長してから彼氏ができてもロクな男と恋愛はできないようです。

そういう部分は、かなりリアリティな感じがします。

そんな、束縛彼氏と付き合っていた更紗は、文に再会してしまうのです。

ある日、更紗の様子がおかしいと、中瀬亮は察知します。

更紗がバイトに行くと嘘をついたことに、何かやましいことをしていると考えたのでしょう。

中瀬亮は更紗のバイト先に電話をかけて、更紗のバイトのシフトを聞き出そうとしたのです。

さらに、中瀬亮は更紗が嫌がっているのに、性行為を強要したり血が出るまで暴力をふるうという行動に出ます。

自分の思い通りにならないと、心を取り乱して相手に危害を加えるという典型的なDV男ですね。

こうした、DV男の部分だけを見ると、『気持ち悪い』と言うのは納得できるかもしれません。

【流浪の月 気持ち悪い】流浪の月はロリコン犯罪を美化しているって本当?

流浪の月は、決して犯罪はいけないとか、誘拐について取り上げた話ではありません。

ですが、話の内容を見る限りは、文は決してロリコンではないのです。

小学生の更紗を自分のマンションに連れて行った時も、文は更紗に対し性的な目では見ていません。

むしろ、虐待する従兄(伯母の息子)の孝弘から、更紗を保護した形になっています。

ただ、文も児童相談所に連絡をして虐待相談対応を、してもらうようにすればよかったかもしれません。

とはいえ、映画化された中では、リアリティに受理されないというシーンになるのでしょうけどね。

この物語ではSNSに取り上げた周囲の人たちは、『自分の勝手な正義感』により当事者を叩きのめす感じです。

これは、現実的にも良くある話で、勘違いから生まれた『被害者』『加害者』は、実は少なくありません。

行き過ぎた誹謗中傷などは、相手が有名人でなくても対象が死ぬまで、叩き潰そうとする人もいるのも事実です。

犯罪と言う部分に着目するという内容ではなく、筆者はSNSの使い方による視点で、考えさせられる作品ではないかと思っています。

流浪の月が気持ち悪いに関してSNSでの反応

流浪の月が気持ち悪いに関してSNSでの反応に関しては、『気持ち悪いロリコン』と言う感じの意見があります。

映画を観れば理解できますが、決して文はロリコンでないと思われます。

ただ、個人の常識と他人の常識は、若干のずれがあったりする場合もありますね。

流浪の月が気持ち悪いって本当?ロリコン犯罪を美化しているという噂も検証【まとめ】

流浪の月が気持ち悪いというのは、人によっても違いがあるようです。

ロリコン犯罪を美化しているという視点で見る人もいたり、また違う視点で見る人もいるのも事実。

全体的な内容を見る限りは、ロリコン犯罪を美化しているような内容ではないようにも思えますね。

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