『シン・仮面ライダー』は、2023年3月17日に公開された映画作品です。
1971年に放送が開始された特撮テレビドラマ『仮面ライダー』の50周年記念作品であり、庵野秀明監督が手がけています。
本作は、原作の世界観や設定を忠実に再現しつつ、現代の社会問題やテーマを取り入れたリブート作品となっています。
シン・仮面ライダーにがっかりした人の理由①SHOCKERの組織が謎すぎる
絶対シン・仮面ライダーのcsm高い
解除の再現きたら4万はいくやろ pic.twitter.com/h60osxtEJY— 黒颯号SiL 大阪LIVE参戦! (@BRAVEPHOENIX20) June 22, 2023
『シン・仮面ライダー』は、原作ファンや庵野監督ファンから高い評価を得ていますが、一方で「がっかりした」という声も多く聞かれます。
その理由としては、以下のようなものが挙げられます。
本作では、SHOCKERという秘密結社が、人間を改造してオーグと呼ばれる怪人にするというプロットが展開されます。
しかし、SHOCKERの目的や仕組みは最後まで明確に説明されず、プラーナやハビタットなどの専門用語も多く登場します。
また、SHOCKERのボスは人工知能であることが示唆されますが、その詳細も不明です。さらに、カメレオンオーグやバッタオーグなどのオーグたちの出自や動機も曖昧で、チョウオーグがなぜラスト仮面ライダーを名乗ったのかもわからないという疑問が残ります。
シン・仮面ライダーにがっかりした人の理由②コアな特撮ネタが多すぎる
#キックポーズの極み選手権
シン・仮面ライダー pic.twitter.com/geWqzkAxmU— ウルトラNス〜SUN @ネクサス推し (@ultrasuusun1104) June 21, 2023
本作には、原作や他の特撮作品に関するオマージュや小ネタが無数に散りばめられています。
例えば、立花藤兵衛や滝和也という名前は原作の補佐役だったことや、死んだら泡になる設定は原作の漫画版から取られたことなどです。
また、本郷猛の骨折は主演俳優の藤岡弘の骨折によって2号誕生のきっかけになったことや、第2号の傷跡は漫画家・石森章太郎のペンネームである萬画から来ていることなどもそうです。
さらには、死神博士やロボット刑事など他の特撮作品への言及もあります。
これらのネタはファンにとっては嬉しいサービスですが、知らない人にとっては理解しづらいものばかりです。
シン・仮面ライダーにがっかりした人の理由③アクションシーンがチープすぎる
シン・仮面ライダー
Amazon Prime Videoで7月21日から配信開始#シン・仮面ライダー #シン仮面ライダー #ShinKamenRider #アマプラ #庵野秀明 pic.twitter.com/qM0uh8FCDc— レッドブルーライブ (@redblueliveinfo) June 21, 2023
本作では、仮面ライダーとオーグたちの激しい戦闘シーンが多く見られます。
しかし、そのアクションシーンはCGや合成技術を駆使しているにもかかわらず、安っぽく見えるという批判があります。
特に、ハチオーグとの空中戦はコマ数を落として漫画のような演出になっていますが、チープと感じた人もいるようです。
また、大量発生型相変異バッタオーグとのトンネルでの戦いは暗すぎて何をやっているかわからないという感想もあります。
『シン・仮面ライダー』を楽しむ方法
間違いでもいいから
シン・仮面ライダーの続編が出てくれれば pic.twitter.com/XymgaIBUJt— ハチミツドリル (@HatimituDoriru) June 22, 2023
『シン・仮面ライダー』にがっかりした人でも、以下の方法で楽しむことができるかもしれません。
SHOCKERの組織についてはスピンオフ漫画を読む
SHOCKERの組織内の勢力図や各オーグの背景は、すべてSHOCKERサイドのスピンオフ漫画『真の安らぎはこの世になく』で明らかになっています。
ストーリーはチョウオーグ/緑川イチローを主人公とした映画前日譚ですが、イチローとの関わりを通じて父親やケイ、クモやサソリの人生も少しずつ明かされていきます。
クモオーグがどのように自我を失ったのか、サソリオーグはどんな人物なのか、組織内の派閥はどうなっているのかといった疑問はこの漫画を読めば解決します。
コアな特撮ネタについては原作や他作品を観る
本作をもっと楽しみたい方はまず原作のテレビドラマや漫画版を観ることをおすすめします。特にテレビドラマは13話までの第1シーズンが本作のベースになっています。また、漫画版はラストの展開が似ているので、映画の結末がよくわからなかった人は読むと良いでしょう。さらに、死神博士やロボット刑事など他の特撮作品も本作の小ネタの元になっているので観てみるとより理解が深まるはずです。
アクションシーンについては庵野監督の意図を考える
本作では、庵野監督が少年時代に電波が悪い中で見た仮面ライダーのかっこよさを表現したくて暗くしたりコマ数を落としたりしたということです。また、CGや合成技術もあえて不完全にして、特撮らしさや手作り感を出そうとしたということです。これらは庵野監督ならではの映像表現であり、ファンタジーではなくリアリティを重視したものです。そのため、アクションシーンを見る際には、庵野監督の意図やメッセージを考えることで楽しみ方が変わるかもしれません。
シン・仮面ライダーにがっかりに対する世間の声
- 「シン・仮面ライダー」劇場で貰った袋に入ったライダーカードを開けたら、浜辺美波の緑川ルリ子だった。子供の頃、ライダーカードで怪人ではなく真樹千恵子の緑川ルリ子が出るとがっかりしたものだったが、いまは浜辺美波のほうが嬉しい。
- シン・仮面ライダーはシンウルトラマンに心底がっかりさせられたのでそれよりは面白かったらいいなぐらいのテンションで観に行く…
シン・仮面ライダーにがっかりに関するSNS投稿
色んな意見があります。
シン・仮面ライダーには
がっかりだ。#シン仮面ライダー pic.twitter.com/flhRoSh7Bj— ⊿事象到達限界 (@ak999653) March 18, 2023
シン・仮面ライダーにがっかりした人の理由と楽しみ方について徹底解説!【まとめ】
『シン・仮面ライダー』は、原作ファンや庵野監督ファンにとっては嬉しいサービス満載の作品ですが、知らない人にとっては理解しづらいものばかりです。
しかし、それだけに映画を観た後に原作や他作品を観たり、スピンオフ漫画を読んだりすることで、より深く楽しむことができます。
また、映画の映像表現やテーマについても、庵野監督の独自の視点やメッセージを感じ取ることで、新しい発見があるかもしれません。
『シン・仮面ライダー』は、一度観ただけでは絶対に楽しみきれない作品です。ぜひ何度も観て、仮面ライダーの世界に浸ってみてください!
他の最新エンタメ記事一覧はこちらジャニーズタレントに関する記事一覧はこちら