猫は自由気ままで一人で過ごすことが得意な動物と言われていますが、それでも飼い主が留守にするときには心配になりますよね。
猫に留守番をさせるときには、どのくらいの期間なら大丈夫なのでしょうか?
また、留守中に猫が死んでしまうような事故を防ぐためには、どんな準備や注意が必要なのでしょうか?
この記事では、猫の留守番で起こる危険やトラブルについて、実際にあった事例を交えて紹介します。
猫を留守番中に死なせないためにできることを解説します。
猫の留守番で起こる危険やトラブル
猫の留守番で起こる危険やトラブルは以下のようなものがあります。
- 脱走してしまった
- 誤飲をしてしまった
- 落下してしまった
- 熱中症を発症した
- 餓死・脱水した
- 感電してしまった
- 自然災害に巻き込まれた
- 窒息してしまった
- 溺れてしまった
これらの危険やトラブルは、飼い主が家にいるときでも起こり得るものですが、留守中に起これば対処することができず、最悪の場合死亡する可能性もあります。
それでは、それぞれの危険やトラブルについて詳しく見ていきましょう。
【猫 留守番 死んでた①】脱走してしまった
猫が留守中に死んでしまう理由のひとつに、猫の脱走があります。
例えば、自宅の戸締りを忘れてしまったなどの原因によって、猫が脱走してしまい交通事故に遭ってしまった…なんてことが起こる危険性があるのです。
特に、自宅周りに交通量の多い道路がある場合では、このリスクはとても高くなります。
猫の交通事故は猫の飛び出しによるものが多いことから、車の方もその瞬間はかなりのスピードが出ているものと想像できます。
スピードの出た車にはねられれば、体の小さい猫が致命的な傷を負うことは免れないでしょう。
また、自宅の周囲に川や崖がある場合には転落の可能性もあります。
川に転落すればそのまま流されて溺死してしまう危険がありますし、崖からの転落であればいくら運動神経の良い猫であっても助かる可能性は低くなってしまうでしょう。
【猫 留守番 死んでた②】誤飲をしてしまった
猫が留守中に死んでしまう理由には、猫の誤飲が考えられます。
誤飲が生じる原因は実に多くあります。 まず、ひとつめがゴミの悪戯です。
留守中にゴミ箱やゴミ袋を漁ってしまい、生ゴミやプラスチックゴミを食べてしまうのです。
ゴミを漁ることで、猫にとって危険な食べ物を飲み込んでしまったり、プラスチックゴミを飲み込んでしまい窒息してしまう恐れがあります。
ふたつめは、子供のおもちゃの誤飲です。
特に小さい子供がいる家庭では、おもちゃが散乱している…なんてこともあるでしょう。
小さい部品やおもちゃを誤って飲んでしまうことで、猫が窒息してしまう危険があります。 3つめは、観葉植物などの土を食べてしまうケース。
観葉植物を置いている家では気をつけなければなりません。
「猫が土を掘るのが楽しくて悪戯をしてしまう…」と悩んでいる飼い主は多いようです。 遊んでいるうちに、つい食べてしまうことも考えられるのではないでしょうか?
また、窒息の危険だけではなく、肥料入りの土が猫に危険を及ぼすことがあります。
飲み込んでしまった土が胃や消化管に蓄積され炎症を起こしてしまい、最悪壊死してしまうこともあるようですよ。
【猫 留守番 死んでた③】落下してしまった
猫は踏み台になる場所があれば、どこでも登ってしまうことができます。
人間からしたら「そんなところにまで登るの? 」なんて思うこともあるでしょう。
それほど、猫は機敏で運動神経の良い動物です。
棚やテーブルだけではなく、エアコンの上やカーテンレールの上、冷蔵庫の上にまで登ってしまうことも珍しくありません。
ほとんどのケースでは、自宅の中の高い場所であれば事故に繋がることはないでしょうが、何かの拍子に落下してしまい着地に失敗してしまうということも起こらないとは限りません。
【猫 留守番 死んでた④】熱中症を発症した
猫が留守中に死んでしまう理由には、夏場であれば熱中症も考えられます。
熱中症は、近年動物に限らず多くの人が命を落としている恐ろしい病です。
特に、猫は人間と比べて体温調節がそれほど上手ではありません。
人間のように皮膚から汗を出して対処を調整することができない上に、犬のようにハァハァと舌を出して調節することもできません。
そのため、犬と比べても体温調節が不得意だと思って良いでしょう。
熱中症にかかると、時間が経つにつれ症状が重くなり最悪死に至ることも珍しくありません。
【猫 留守番 死んでた⑤】餓死・脱水した
数日家を空けてしまうことで、猫が餓死をしたり脱水になってしまうことがあります。
特に、水は一日飲まなければ体に異常が生じる危険性があります。
出かけるときにはご飯や水を入れて行ったとしても、2日はもたないと考えた方が良いです。
【猫 留守番 死んでた⑥】感電してしまった
猫が留守中に死んでしまう理由には、感電してしまうことが考えられます。
感電死で1番考えられるのは、コンセントのコードからの感電です。
かじったり引っ掻いたりして遊んでいるうちに感電してしまう危険性があるでしょう。
【猫 留守番 死んでた⑦】自然災害に巻き込まれた
猫が留守中に死んでしまう理由に、家を空けている間に自然災害に見舞われてしまうというケースが考えられます。 自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
台風や雨は、ある程度天気予報で予測することができますが、地震は予測は不可能ですよね。
特に、地震大国である日本では、いつ大きな地震が起きても不思議ではありません。
大きな地震が起きれば、家具の転倒や自宅の倒壊などの心配もありますし、自宅が海の近くや川の近くであれば、二次被害である津波や川の逆流が心配です。
すぐに自宅に戻れる距離にいればまだしも、仕事や遊びに出かけていればすぐに戻れないこともあるでしょう。
留守中の自然災害では、ペットが命を落としてしまう危険性は決して低くはないといえます。
【猫 留守番 死んでた⑧】窒息してしまった
猫が留守番時に死んでしまう原因として首輪が何かに引っかかり取れなくなってしまいそのまま窒息してしまうケース、カーテンで遊んでいる最中に首に巻きついてしまい窒息してしまうケースなどがあるようです。
猫は好奇心旺盛な動物です。
さらに揺れるものや動くものに飛びつく習性があります。
遊びに夢中になっているうちに、危険な状態になってしまうこともあるのです。
【猫 留守番 死んでた⑨】溺れてしまった
猫が留守中に死んでしまう理由に、溺れてしまったということが考えられます。
自宅内で溺れる危険性があるとすると、それはお風呂です。
防災のためにお風呂の水をためている人もいるのではないでしょうか?
誤ってお風呂場に行ってしまい、足を滑らせ落ちてしまうことも考えられます。
猫を留守番中に死なせないためにできること
猫の留守番で起こる危険やトラブルを防ぐためには、以下のようなことを心がけましょう。
- 戸締りをしっかりする
- 入れるエリアを決めておく
- 長時間留守にしない
- 泊りの時は預ける
- 熱中症対策をする
戸締りをしっかりする
猫が脱走してしまわないように、出かける前に必ず戸締りを確認しましょう。
窓やドアはもちろん、ベランダやバルコニーの扉も忘れずに閉めておきます。
また、鍵をかけるだけではなく、猫が開けられないようにロックやストッパーをかけることも大切です。
入れるエリアを決めておく
猫が誤飲や落下などの事故を起こさないように、入れるエリアを決めておきましょう。
例えば、寝室やキッチン、お風呂場などは入れないようにドアを閉めておきます。
また、危険物や貴重品は手の届かない場所に収納しておきます。 ゴミ箱や観葉植物も隠しておくと安心です。
長時間留守にしない
猫が餓死や脱水、熱中症などを起こさないように、長時間留守にしないようにしましょう。
1~2日程度であれば、十分な量のご飯や水を用意しておけば大丈夫ですが、それ以上の日数であれば定期的に様子を見てもらう必要があります。
家族や友人、近所の人など頼める人がいれば良いですが、そうでなければペットシッターを利用することも検討しましょう。
猫が留守番で死んでた!危険な死亡事故を防ぐためにできること【まとめ】
猫が留守番で死んでしまうという悲しい話を聞いたことがあります。
猫は自由気ままに見えますが、実は飼い主さんがいないと寂しくなったり、危険なことをしてしまったりすることもあるようです。
猫は飼い主さんの大切な家族です。留守番中に何かあってはいけませんから、気をつけてくださいね
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