2021年に公開されたスカイアクション映画『トップガン マーヴェリック』は、1986年に公開された伝説的な前作『トップガン』の続編です。
前作で主演を務めたトム・クルーズさんが再びマーヴェリック役に扮し、新たな仲間やライバルと共に空の戦場で熱い戦いを繰り広げます。
この映画は、前作のファンにとっては待ちに待った続編であり、新しいファンにとっては圧倒的な映像美と迫力で魅了する傑作です。
しかし、この映画にはもう一つの見どころがあります。
それは、前作でメガホンを取った故トニー・スコット監督へのオマージュです。
トニー・スコット監督とは?
今日は名匠トニー・スコット監督の誕生日です。 pic.twitter.com/1owAtT9wjK
— 紗里@さり (@jetmark321) June 21, 2022
トニー・スコット監督は、1944年にイギリスで生まれました。
兄は同じく映画監督のリドリー・スコットさんです。
1970年代からCMやテレビドラマなどで活躍し、1983年に『ハングマン』で長編映画デビューしました。
1986年に『トップガン』を監督し、世界的なヒットを記録しました。
この映画は、当時まだ無名だったトム・クルーズさんを一躍スターダムに押し上げるきっかけとなりました。
また、空中戦闘シーンや音楽などが高く評価され、第59回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しました。
その後も、
- 『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987年)
- 『トゥルー・ロマンス』(1993年)
- 『クリムゾン・タイド』(1995年)
- 『エネミー・オブ・アメリカ』(1998年)
- 『マン・オン・ファイア』(2004年)
- 『アンストッパブル』(2010年)など、数々のアクション映画やサスペンス映画を手掛けました。
しかし、2012年8月19日にロサンゼルスのビンセント・トーマス橋から飛び降り自殺しました。
享年68歳でした。自殺の理由は明らかにされていませんが、癌を患っていたという説や、うつ病や薬物依存に苦しんでいたという説があります。
トップガン マーヴェリックで見られるトニー・スコット監督へのオマージュとは?
17回目のトップガン マーヴェリック……なんと9ヶ月ぶり! 上映はもちろん最高だったけど客層やばすぎですね…スマホ鳴らす奴が2人以上いたし、腕時計の時報鳴らす奴もいたし、上映中の出入りめちゃくちゃ多いし、2時間半ずっと咳してるクソ女いるし、持ち込みの菓子やら水筒やらもいるし… pic.twitter.com/FNpscsjCyN
— おーみ (@pen_oomi) June 3, 2023
トニー・スコット監督が亡くなったことで、『トップガン』の続編は一時頓挫しました。
しかし、トム・クルーズさんやプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーさんなど、前作に関わったスタッフやキャストの熱意により、続編の製作が再開されました。
監督には、トム・クルーズさんと『オブリビオン』(2013年)でタッグを組んだジョセフ・コシンスキーさんが起用されました。
『トップガン マーヴェリック』では、前作に登場したキャラクターやシチュエーションが多く再現されています。
例えば、マーヴェリックが自分の愛機であるF-14トムキャットを飛ばすシーンや、敵機とのドッグファイトシーン、バイクで走るシーン、バーボンを飲むシーンなどです。
これらは、前作へのオマージュとしてファンに喜ばれるものですが、同時にトニー・スコット監督への敬意としても捉えられます。
また、エンドロールでは、「FOR TONY」という文字が表示されます。これは、トニー・スコット監督への追悼の意味であり、彼が生み出した『トップガン』の世界観を受け継いだことを示しています。
トップガン マーヴェリックに込められた亡くなったトニー・スコット監督へのオマージュとは?【まとめ】
この記事では、『トップガン マーヴェリック』に込められた故トニー・スコット監督へのオマージュについて紹介しました。
トニー・スコット監督は、『トップガン』をはじめとする数々の名作を残した映画監督でしたが、2012年に自殺しました。
その後、彼の遺志を継いだ続編が製作されました。
この映画では、前作に登場したキャラクターやシチュエーションが多く再現されており、エンドロールでは彼への追悼のメッセージが表示されます。
『トップガン マーヴェリック』は、トニー・スコット監督の功績があってこそ実現した映画です。彼の創造した空の戦場で繰り広げられる熱い戦いと感動を、ぜひ劇場で体感してください。
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