家族の一人がインフルエンザにかかった場合、
部屋の中は除菌や換気等、細心の注意を払いますが、
共用スペースである「お風呂」はどうでしょう?
今回は、
・入る順番はどうしたらよいのか
についてご紹介致します。
インフルエンザはお風呂でうつる?
「インフルエンザに患者がお風呂を使った場合、
同じお風呂に入った他の家族も感染するのか?」
結論から申し上げますと、
お風呂でも感染する可能性はあります。
しかし、お風呂でインフルエンザに感染する確率は非常に低いです。
家の中で一番低い場所と言えるかもしれません。
お風呂というのは、高温多湿の場所ですよね。
インフルエンザウイルスは、
- 気温20度以上
- 湿気50%以上
の環境に置かれると、感染力をなくし死滅します。
その為浴室というのは、
ウイルスが活動しずらい場所なんです。
とはいえ、浴室内で感染する可能性は0ではないんですよね。
というのも、インフルエンザの感染経路としては、
- 空気感染
- 飛沫感染
- 接触感染
とありますが、このうち
「空気感染」と「飛沫感染」に関しては、
誰かと一緒に入るということでなければ、
あまり心配いらないかもしれません。
気をつけなければならないのが、「接触感染」です。
例えば、
↓
その後、娘がお風呂で同じ風呂桶に触り、手に菌が付着
↓
知らずに目をこすった
となれば、インフルエンザに感染してしまいます。
浴室は、ウイルスが死滅しやすい場所ではありますが、
100%死滅するとは言い切れません。
万が一ウイルスが活動している時に触れてしまえば、
もちろん感染のリスクがあるんです。
その為、
- 風呂桶
- ボディタオル
- シャンプーやコンディショナー、ボディソープなどのボトル
など、共有しているアイテムは注意が必要です。
シャワーやドアノブなんかもそうですね。
ボディタオルは他の物を使用したり、
なるべく共用しないようにしましょう。
身体を拭くバスタオルも共有はさけてくださいね。
感染を防ぐためにも、
インフルエンザ患者の入浴後は、
シャワーや風呂桶、ドアノブも
除菌スプレーをして拭いておきましょう。
そしてあがった後は、
しっかり換気を行いましょう。
浴室での感染も心配ですが、
それよりも心配なのが脱衣所です。
感染者が脱衣所で咳をした場合、
もちろん脱衣所にはウイルスが舞いますので、
空気感染の危険性も出てきます。
あがった後はすぐにマスクを着用し、
感染を広げないように注意しましょう。
浴槽のお湯から感染しない?
ウイルスや菌というのは、種類によって感染力に差があります。
とても熱に強く、殺菌するのに
「55度以上のお湯に30分以上かかる」菌もあります。
その為、残り湯はすぐに捨てるようにしてください。
そして、インフルエンザ感染中に浴槽に浸かるのはおすすめしません。
詳しい記事はこちら。↓
≫インフルエンザの時のお風呂はいつからOK?シャワーは?
インフルエンザ中のお風呂に入る順番は?
浴室で感染する可能性のある状況を踏まえて考えると、インフルエンザに感染中は、
「一番最後」
に入浴するのが良いでしょう。
浴室は感染しにくい場所とはいえ、
Oではありません。
ウイルスが活動しにくい場所というだけで、
必ず死滅しているかは目に見て分かりません。
その為、感染のリスクを最大限に抑える為にも、
インフルエンザ患者の入浴は家族全員の入浴後にしましょう。
そして二次感染予防の為に、
入浴後は換気と除菌を忘れずに行いましょう。