【大学】米田あゆは東京大学医学部卒！１４年ぶりの宇宙飛行士誕生について徹底解説！

こんにちは。東京大学医学部医学科6年の米田あゆと申します。
米国ハーバード大学メディカルスクールの医学実習プログラムに参加し、関連病院であるマサチューセッツ総合病院（MGH）にて小児外科の実習をさせていただきました。全米No.1に選ばれたことのある病院で、11名のノーベル賞受賞者を輩出し、ドラマ『ER』のモデルになったとも言われています。

実習では手術の立ち会い、術後の患者さんの診察やカルテ記載、毎朝の回診でのプレゼン、カンファレンスでの症例発表など、現地の学生と同じようにチームの一員として動き、学ばせていただきました。朝5時に患者さんの状態を把握するところから一日が始まり、日に3-4件の手術に立ち会います。小児外科では0歳から20歳までの手術を担当するのですが、年齢によって皮膚の厚みや柔らかさが違うため、皮膚縫合の際には力の入れ具合が異なることを実感を持って学ぶことができました。また、患者さんの辛そうな時には手を握ってそばにいたり、症状が良くなれば笑顔になってもらえるようお話したりと学生の身として何ができるかを考え行動していました。実習最終日に9歳の女の子が「あなたがいてくれてよかった。」と言いながら、”Friends Forever”と書いたお手紙をくれた時には、心が通じたような気がして感動しました。

そして、病院附属の研究所にも訪問させていただき、ブタ/サル間の臓器移植や腸の神経回路のイメージングなどを見学することができました。動物を使った大規模な研究が病院のそばで行われていることに驚くと同時に、臨床現場に研究成果を反映させるスピード感を感じました。研究室の先生が「アメリカでは医療者も患者さんも新しいことに携わるパイオニア精神が強いのです。」とおっしゃっており、この国民性も研究が進みやすい理由の一つになっていると思いました。

また、ボストンからニューヨークへ向かい、米国日本人医師会（JMSA）主催のNY Life Science forumに参加し、日本での研究をまとめたポスター発表で学生部門優秀賞を頂けるなど貴重な機会にも恵まれました。その他にも、アメリカで活躍されている先生方にお会いできたり、チャールズ川でヨットに乗ったり、ボストンマラソンでの日本人の優勝を見届けたり、他の学生たちと食事に行ったりと有意義な時間を過ごすことができました。ハーバードの学生達は多様性や独自性を大切にする意識があるようで、ビジネスを立ち上げている人、絵のパフォーマンスを行う人、南米でスペイン語を習得する人など、学校での普段の勉強に加え、自分らしさを追求している人が多く印象的でした。

このようにアメリカの医療現場に身を置くことができたのは大変貴重な経験でした。学んだことを活かして今後さらに精進してまいります。東大友の会の皆様のご支援にこの場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

3月26〜29日、フランス・ナントで「ナント・ユニバーシティー・セーリングカップ」が開催され、日本チームとしてスキッパー小倉隆寛（立命大3年。筆者）、トリマー有馬忠嗣（神戸大4年）、バウ園田亜斗夢（東京大3年）、米田あゆ（東京大3年）の4名で参戦してきました。

こんばんは

フランスのナントで開催されたJ22の学生マッチレースに参加していた新3年の米田あゆです。
無事に今夜日本に帰ってくることができました！

今回の遠征では、フランス、ドイツ、スイス、ポーランド、アイルランド、ポルトガルの主にヨーロッパからの学生と共にレースをしました。フランスののどかな学生町ナントの川辺で、絵本に出てくるような可愛らしいお家や牧場にいる馬を見ながらのセーリングはとても印象深いものでした。会場が湖のような川だったため波がなくブローが見やすかった反面、風が強弱・風向共に変わりやすかったです。結果としては12チームの総当たり戦で2勝，最終結果として12位という悔しいものでした。

運営の方々や他の選手は、ヨーロッパから遠いアジアから来たということで私達日本チームをとても歓迎してくれました。アットホームな雰囲気の中でのレースとなりました。

ヨットという共通点を通して様々なセーラーと交流する事ができました。ヨットを6歳から始めた人もいれば、大学から始めた人も。オリンピックキャンペーンをしたことのある選手も。キールボートを極めていて外洋でのレースをする選手もいればディンギーの470級や49erに普段は乗っているという選手も。弁護士になるかセーラーになるか迷ってるから今は勉強とヨットどっちも頑張るという学生も。女の子だけのチームが上位にいたりもしました。またフランスのチームがレースの待機時に机を合わせてみんなで勉強しているのが印象的でした。

フランスでは身近にみんなが楽しむスポーツとしてセーリングという文化が根付いてるんだなと感じました。ハーバーではおばあさんが一人でセーリングを楽しんでおられたり、身体障害のある方々がペダルを使って舵を動かすヨットにのっておられたり、近所の方がラジコンヨットを楽しんでおられたりしました。レース主催大学の学長もセーリングをされる方とのことでした。

他の国の選手と、お互いの国を訪れる時にはそれぞれをもてなして一緒にヨットに乗ろうねという話になりました。世界の遠い国で同じようにヨットを頑張っている友達の存在は刺激的です。また主催者の方も私たちに来年来てとおっしゃってくださいました。

私がヨットいいな、ヨット部に入りたいな、と思ったのには大きく3つの理由があります。1つに試乗会でヨットに乗らせてもらい風を切って海を走る爽快感が忘れられず、自分で乗れるようになりたいと思ったからです。2つ目にOBの方にヨットは海外でメジャーでありセーリングを楽しむ人が多いというのを聞き、純粋にかっこいい、いつか世界の海でヨットに乗ってみたいと感じました。3つ目にヨットレースというのは男女が共に戦うことの出来る数少ないスポーツの一つだということに魅力を感じました。

今回の遠征を通して2つ目、3つ目のヨットの魅力を感じることができました。そして入部当初の初心を振り返るきっかけとなりました。1つ目の魅力であるヨットの爽快感に関して普段の練習を頑張ってもっと上手くヨットに乗れるようになりたいと今感じています。

このような素晴らしい機会を与えてくださった主催の470級オリンピック金メダリストのLuc Pillot先生はじめナント大学の方々、JSAFの方々、サポートしてくださった霜山監督、パリでご飯に連れて行ってくださった伊藤さん、楽しいレースをさせてくれた他の国の選手たち、私のつたないヨット力もカバーして一緒にレースに出てくださった有馬さん・小倉くん・園田くん、同行して支えてくれた中島さん、行かせてくれた部員のみんな、その他かかわってくださった全ての方々に感謝します。ありがとうございました。