インフルエンザやRSウイルス、ノロウィルスにロタウィルス…
子供は幼ければ幼いほど免疫力が弱いため、すぐに病気にかかってしまいますよね。
今回は、上記に出てきたような認知度の高いウイルスではなく、まだまだ認知度の低い“アデノウイルス”について、筆者の実体験を交えながら、その症状や対処法を紹介していきたいと思います。
アデノウイルスって何?気になる感染経路は?
まず、“アデノウイルス”という名前を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
実際に私も子供がかかるまで聞いたことがなく、病院で病名を告げられた時は「え、何それ?」と思ってしまいました。^^;
アデノウイルスとは?
アデノウイルスは“風邪症候群”を引き起こす原因になる、比較的に多く見られるウイルスの一種。
皆さん、プール熱と言うのはご存知ですか?
保育園や学校で、プールが始まると急増する夏風邪があり、咽頭結膜熱と言うのですが、プールを介して感染することが多いので、プール熱と呼ばれています。
実はこのプール熱の原因がアデノウイルスなのです。
そしてこのアデノウイルス、プールの水を感染経路とした感染だけでなく、飛沫感染や接触感染などでも感染するので、広くて強い感染力を持っているウイルスなんです。
このようにアデノウイルスは強い感染力を持っているので、病院で診断された場合は、学生の場合、登園や登校は、原則として2日間は禁止されています。(文部科学省指定)
よって、社会人の場合も仕事への出勤は控えなければなりません。
プール熱(咽頭結膜炎)を発症させるとされているのが、アデノウイルス3型ですが、アデノウイルス8型は、はやり目(流行性角結膜炎)の原因となるウイルスでもあります。
アデノウイルスにかかった時の症状は?
それでは、アデノウイルスに感染した際の症状の特徴をみていきましょう。
アデノウイルスに感染すると、次の3つの症状を発症する傾向があります。
結膜炎(目の充血、目やに、涙がでる)
咽頭炎(喉の痛み、腫れ)
高熱(38度から40度)
私も子供が感染した時は、急に夕方から目やにがたくさん出始めて、徐々に目が充血し始め、夜中に高熱が出ました。
翌朝には目ヤニが目の周りにいっぱいこびり付いて、目が開けれないほどでした。
思い返せば、朝からいつもよりご飯をあまり食べていなかったので、喉が痛くて食べれなかったのかもしれません。
翌日病院に行くと、やはり喉も腫れていたので。^^;
補足ですが、この3つの症状が全て同時に発症する場合もありますが、もちろん単体で発症する場合も多くありますので、どれか1つでも症状が出た場合はアデノウイルス感染症(咽頭結膜熱)の可能性がありますので、病院へ行きましょう。
アデノウイルスに感染したら、どう対処したらいいの?予防法は?
まずは安静にしてゆっくり休むことです。
体力を回復して、自然治癒するのを待ちましょう。
熱が出た場合、脱水症状を防ぐ為、こまめに水分補給をしましょう。
喉が痛むので、食事はお粥やスープ、すりおろしりんご等、喉を通りやすく、消化の良いものにします。
対処法としては風邪を引いた時と同じ対処で問題ないでしょう。
そして、注意しなければならない事は、幼児や小学生だけでなく、大人もアデノウイルス感染症に感染することがあるということです。
アデノウイルス感染症は、圧倒的に幼児や小学生に多く発症するウイルス感染症ですが、大人にも感染症の症状を発症する可能性を持っているウイルス疾患なんです。
大人が感染する場合、大半は子供からの二次感染が原因なので、幼児や小学生がいるご家庭では二次感染には注意が必要です。
先程もチラッと触れましたが、主な感染経路としては
飛沫感染(くしゃみ)
糞口感染(便など)
となります。
直接触れなくても、ウイルスが空気中に漂っていると簡単に感染することになります。
そこで感染予防としては、
マスクを着用する
おむつ替えの際は使い捨て手袋などを使用する
同じ食器や箸などを使わない
同じタオルを使用しない
などが、手段になります。
上記のことを注意して、二次感染を防ぎましょう。
まとめ
アデノウイルス感染症は意外と身近なウイルスで、誰でもかかる可能性のあるウイルスなんです。
これからの時期はまさにプール開きが始まるので、アデノウイルスの出現時期に突入してしまいますね^^;
感染してしまったら焦らずに安静にしてゆっくり休み、しっかり予防して、家庭内の二次感染を防ぎましょう。
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