インフルエンザ
インフルエンザは家族に感染する?期間は?感染を防ぐ方法はコレ!
目安時間
12分

家族の1人がインフルエンザに感染すると、子供や自分にうつっていないか不安ですよね。
今回は、
- 家族の誰かが感染した場合、必ず他の人も感染するのか
- うつらないようにするには、どんな対策をしたらよいのか
- いつまで気をつけたらよいのか
について、お話いたします。
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目次
インフルエンザは家族に感染する?!
「パパがインフルエンザになった!」これ、本気で困りますよね・・・
帰ってくるな!とは言えないし・・・笑
こうなった時に一番心配なのが、家族内の二次感染。
“子供にうつってないかな・・・”
“私授乳中なのにうつってたらどうしよう・・・”
と、家族内でインフルエンザ感染が起こると、不安になりますよね。
「家族の中の1人がインフルエンザに感染したら、必ずうつるのか」
という答えは、
「NO」
です。
必ずという訳ではありません。
同じ型のインフルエンザウイルスの抗体(免疫)があれば感染しませんし、
同じ環境で生活していたからといって、
ウイルスが体内に侵入しなければ感染しません。
し か し
“必ず”ではありませんが、うつる可能性は大です。
インフルエンザというのは、
- くしゃみや咳などが原因の「飛沫感染」
- ウイルスがついた手で、口や鼻など触ったことが原因の「接触感染」
- 感染者と同じ空間にいることでウイルスを吸いこんでしまう「空気感染」
が原因でおきます。
それでは、うつりやすい環境かどうか
チェックしてみましょう。
CHECK!
・トイレや洗面所のタオルを共用している
・ドアノブを触った後、すぐに手を洗っていない
・くしゃみをするとき、手を口にあてていない
・くしゃみをした後の手で、そのままテレビのリモコンを触っている
・ティッシュで鼻を噛んだ後、手を洗わない
・そのティッシュを、そこらへんのゴミ箱に捨てている
以上の項目で、YESが多い程、
ウイルスに感染しやすい状況です。
自宅というのは共用で使うものが多く、
常に同じ空間で生活しているので、
感染する可能性は非常に高くなります。
その為、
念入りな予防・対策 を行う必用があります。
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インフルエンザに家族が感染 うつる期間は?
家族が感染した場合、いつまで注意したらいいのか気になりますよね。
それでは例を挙げて、説明しますね。
【例】
太郎さん 35歳
自分・妻・娘の三人家族
12月1日:具合が悪くなる
↓
12月2日:朝発熱(39.0度)
インフルエンザと言われる
↓
12月3日:熱が下がる(37度)
↓
12月4日:完全に熱なし
↓
12月5日:ほぼ快癒
↓
12月2日:朝発熱(39.0度)
インフルエンザと言われる
↓
12月3日:熱が下がる(37度)
↓
12月4日:完全に熱なし
↓
12月5日:ほぼ快癒
という流れだったとします。
インフルエンザの感染者が、他人にうつす可能性があるのは、
「発症24時間前~症状軽快後2、3日」
とされています。
ということは、
「11月29日~12月7日頃まで」
がうつす可能性のある期間になります。
そして、インフルエンザの潜伏期間は
「最大7日間」
となっているので、
状況を整理してみると、
「11月29日~12月7日」までが、
太郎さんが妻や娘にうつす可能性のある期間なので、
万が一、12月7日に娘が感染していたとして、
潜伏期間が最大の7日間だったとすると・・・
「12月13日」までは発症する可能性があるので、
12月13日を過ぎれば、無事に終了したと考えて問題ないでしょう。
しかし上記のように、娘が感染した場合は、
お母様も感染している場合があるので、
娘が快癒した日から約7日間は様子を見る必要があります^^;
インフルエンザ 家族の感染を防ぐ方法はコレ!
先程もお話した通り、感染しやすい環境ですので、しっかりと対策や予防を行いましょう!
ここでは必ず抑えておくべき、6つの対策をご紹介します。
1.部屋を分ける
空気感染や飛沫感染を防ぐために、感染者との部屋をわけましょう。
家という場所は、共同空間が多く範囲が狭いので、
空気感染や飛沫感染の確率が非常に高くなります。
食事も一人というのは寂しいだろうし、可哀相・・・と思うでしょうが、
家族内感染を防ぐためにはお互いに耐えましょう!
2.タオルは必ず別の物を使う
自宅の場合、脱衣所やトイレ、キッチンなど、共用スペースのタオルって、
同じ物を使っている場合がほとんどですよね?
この共用の物が要注意なんです。
例えば、
感染者(夫)がくしゃみをした後に手を洗いに行ったけど、
ウイルスが取れるまで綺麗に洗えていないまま、タオルで手を拭いた。
↓
その後に、娘がそのタオルで手を拭き、目がかゆかったので、目をかいた。
ウイルスが取れるまで綺麗に洗えていないまま、タオルで手を拭いた。
↓
その後に、娘がそのタオルで手を拭き、目がかゆかったので、目をかいた。
はい。
もう娘さんにウイルスが付着してしまいましたね。
必ずウイルスがとれているかなんて分かりません。
上記のように知らないうちに接触感染によって、
広がることはとてもよくあることです。
その為、共用タオルは絶対にやめましょう。
もちろん他の共用の物、
【例】
・うがいのコップ
・お風呂の身体洗い
などもNGですよ~!
予防としては、普段から分ける方が良いのですが、
そんなわけにもいかないという場合は、
せめて感染中だけは、確実に分けましょう。
3.必ず全員マスクを着用する
風邪やインフルエンザの予防アイテムとして、定番のマスク。「効果あるの?」
なんて声もありますが、
あります。
マスクの効果や効果的な使用方法については、
以前こちらの記事で詳しくご紹介しましたが、↓
インフルエンザ予防でうがいは効果がない?マスクは?徹底解説!
着用するのとしないのとでは、感染の確率が大きく違います。
家族が感染した場合、とりあえず同じ空間に居ないようにしても、
同じトイレを使いますよね?
ということは、ドアノブに触りますよね?
「接触感染」の危険は十分にあるんです。
マスクをつけていれば、
そこから手を洗うまでに、万が一、
無意識に口を触ってしまったとしても、接触を防ぐことができます。
トイレの空間内の空気感染も防げます。
マスクは絶対に装着しましょう!
4.ゴミはすぐ袋にいれて!
・使い終わった後のマスク・鼻をかんだ後のティッシュ
これらを、そのままゴミ箱に捨てるのは絶対にNGです!
上記には、インフルエンザウイルスが多く付着しています。
その為、そのままゴミ箱に捨てたら空気感染がおきる可能性大です。
使い終わったマスクやティッシュは、必ずすぐに袋に入れて袋を閉じましょう。
5.常に清潔に!除菌や洗濯はこまめにする
ここがママの頑張る所!ドアノブやトイレなどの共用スペースは特に、
除菌スプレーを使って、こまめに掃除・除菌をしましょう。
また、感染者の衣類にもウイルスが付着している可能性大なので、こまめに洗濯を行いましょう。
とりあえず入れておこうと、
洗濯機の中に衣類を放置しておくのもやめて、
すぐに洗濯するようにしましょう。
「一緒に洗濯しても大丈夫なの?」
という心配があると思いますが、これは問題ありません☆
インフルエンザウイルスはそれほど強い菌ではないので、
普通に洗濯洗剤を入れて洗うと、簡単に不活性化します^^
洗濯物を通して感染するということは、ほとんどありませんので
家族と感染者の洗濯物をわける必要はありません。
但し、嘔吐や下痢などが付着した場合などは、
一旦漂白剤等で消毒をし、
他の物とは分けて洗濯するようにしましょう。
6.加湿機で加湿をする
インフルエンザウイルスは、空気が寒く乾燥した空気が大好きなんです。
その為、適度な適温と湿度を保つことで、
ウイルスを撃退できます。
理想的な環境は、
湿度:50%~60%
室温:18度~20度
とされています。
加湿に関しては、詳しくこちらの記事でご紹介していますが、↓
インフルエンザ予防で効果的なのは正しい手洗い!湿度管理や換気も重要!
加湿のしすぎも、カビなどの繁殖に繋がるので、
あくまで適度な湿度を保つようにしましょう。
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まとめ
家族の1人がインフルエンザに感染すると、本当にてんてこまいですよね^^;なるべく皆ウイルスに感染しないように、日頃からしっかり予防をするようにしましょう!
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