お正月
喪中の初詣は?神社かお寺で違う?
目安時間
6分

「初詣」は行っても良いのか?
と悩まれる方が多いようです。
今回は、
・喪中の時に初詣に行くのは、OKorNG?
・神社へのお参りは?
・お寺へのお参りは?
についてご紹介いたします。・神社へのお参りは?
・お寺へのお参りは?
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喪中の初詣は?
「喪中の時に初詣に行ってもよいのか」結論から申し上げますと、
これに関して、行ったらダメ!という決まりは存在しません。
あなた自身が決めること
というのが答えです。
そもそも「喪」というのは、“これをしたらダメ”という期間ではなく、
自身の大切な人や親しい人を失ったことで、悲しい、辛い、何もしたくない…など、
“喪失感や虚無感を感じる時間”
のことを言います。
つまり、
- 「してはいけない期間」
ではなく、
- 「する気になれない時間」
というのが正解です。
ちなみに、親族が亡くなった場合、会社や学校で「忌引き」というお休みする期間がありますよね。
「忌」というのは、
“故人の為に祈る時間のこと”
を指します。
忌の期間は、
仏教:49日
神道:50日
とされています。
本来忌の期間中は、仕事や学校にも行かずに家に籠って祈りを捧げる期間なのですが、
今では、会社などの忌引き規定に沿って、最長10日とされています。
忌中を終えたら通常の生活に戻ってよいと、神社本庁のサイトや冊子にあります。
もしもまだ49日があけていない、忌中の場合は、初詣は避けるべきでしょう。
「忌」と違って、「喪」には期間がありません。
喪に服している期間というなれば、お祝い事や旅行、宴会など、全て禁止です。
新年会に行って、「喪中なんです。」と言うなら、それは、喪中ではなく喪明けしていることになります。
ご自身が、
よし、何かしよう!
悲しみを乗り越えよう!
と決意したら、その時が喪明けなんです。
逆にまだ何もやる気がおきない…
という状態であれば、2年でも3年でも喪中です。
初詣に行きたい!と思うのであれば、既に喪があけていることを意味します。
その為この答えは、
自分自身が決めること
となります。
ご自身のお気持ちをゆっくり整理されて、お決めくださいね^^
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喪中の初詣で神社は?

「喪中の時は神社に行ってはいけない」
という話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、「死」の考え方からきています。
神社の場合は、
「死は忌み嫌う物」
「不浄なもの」
と考え、“ケガレ”とされます。
神社での葬儀が行われないのはこの為です。
鳥居をくぐってはいけない?!

「鳥居をくぐらず、横の道を通ればよい」
などと言われているのは、
鳥居=神社への道を造るケガレ無き道
とされている為です。
その為、上記のようなケガレは通るべからずといった考えなんですね。
基本的には、神道では忌明け(50日)過ぎれば、鳥居をくぐっていいとされています。
しかし、神社は地域に根付いた信仰の為、神社によっても異なります。
- 参拝は忌明け(50日)を過ぎてからOK
- 喪中期間(半年~1年)はNG
という場合があるので、行こうと思っている神社に確認した方が良いでしょう。
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喪中の初詣で寺は?

仏教の場合は「死」をケガレとして考えません。
お寺では、葬儀や四十九日法要、三年忌法要等も行いますよね。
お寺の本堂にある本尊に手を合わせてお参りをします。
喪中でも喪中でなくても、大切な人を亡くした後だからこそ、しっかり手を合わせてお参りをすることが、大切となことだとされています。
お正月は神社に参拝、お寺は法要時に行くところ。
というのが、メジャーなイメージになっていますが、そんなことはありません。
お寺でも、元々昨年の感謝や新年の挨拶がとても大切とされているので、喪中の時だからこそ、お寺でお参りをしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
「喪」というのは、心にポッカリ開いた穴を埋める為の期間。ご自身が前に進もうと決めたら、喪明けです。
亡くなった方も、前に進もうとするあなたを応援し、いつも見守ってくれているでしょう^^
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