毎年冬になると猛威を奮う、ノロウイルス。
一昨年、ついに私も感染してしまいました…。
同じ思いをしている方の為に、実際にノロウイルスに感染した際の体験談と、
授乳中のママの為に、発症中の授乳についてご紹介します。
目次
ノロウイルスの症状は突然やって来る?!感染した体験談。
忘れもしない、2014年11月19日、それは突然やってきました。
11月19日
11月19日の夜、いつも酷い便秘の私は、何故か下痢をしました。
その時は、お腹が冷えたのかな~と思っただけで、何も気にせず就寝しました。
すると午前3時頃、急な吐き気で目が覚め、嘔吐しました。
このような経験は今までなかったので、何かおかしいと思いました。
嘔吐しても、胃のムカムカ感や気持ち悪さが全然治まらず、6時くらいまでの間に、3回嘔吐しました。
もちろん、睡眠もとれませんでした。
どうしたんだろう…と考えた時に、ハッと思い当たったのがノロウイルス。
実は、前日11月18日に、息子の3ヵ月検診で市役所のホールに行っていて、その時に小児科の先生が
「先週からノロウイルスの子どもが急増しているので、気をつけてください。」
とおっしゃっていたんです。
咳をしている赤ちゃんもたくさん居たので、あそこでもらったんだなとすぐに思いました。
実は、夜に息子も37.8度程度の微熱があったんです。
嘔吐などはありませんでしたが、もしかしたら、息子もノロ?!と思い不安に思っていました。
その時夜勤に行っていた主人にも
「ノロウイルスになったっぽいから、うつるといけないし、今日は実家に帰った方が良いよ」
とメールをすると、珍しくすぐに返信が来ました。
「大丈夫!俺もきっとノロになった!帰ります」
と。^^;
11月20日
朝になり、息子は熱が下がり元気いっぱいだったので、実家に預け、2人して病院に。
診察、血液検査の結果、案の定2人ともノロウイルスでした^^;
私は、軽い脱水症状を起こしていたので、点滴をしてもらいました。
ここまでの私の症状をまとめると、
21:00 下痢
↓
【11月20日】
3:00~6:00 嘔吐 計3回(発熱 38.2度)
↓
7:00 嘔吐
↓
9:30 嘔吐(病院)
と計5回程、嘔吐しました。
12:00頃には熱も下がり、吐き気もだいぶ治まって、13:00頃の嘔吐を最後に吐くことはなくなりました。
すると次は下痢がはじまりました^^;
下痢自体は翌日、11月21日まで何度か続きました。
ご飯を食べれたのは、11月21日の正午でした。
人によって症状が違う!?その理由は?
私のノロウイルスの症状は、
- 嘔吐
- 下痢
- 発熱
と、典型的なノロウイルスの症状でした。
しかし、主人の症状は、私とは全く違っていて、
- 下痢
のみでした。
食欲もあり、その日の夜から普通にご飯を食べていました^^;
同じノロウイルスなのに、何故症状がでない場合があるのか調べてみたところ、
自身の持つ抗体、免疫力に関係があることが分かりました。
ノロウイルスには、数十種類の種類があり、たまたま感染したウイルスの抗体をあなたが持っていたら、
- 熱が出ない
- 嘔吐のみ
- 下痢のみ
など、感染しても軽度の症状ですむ場合があるようです。
また、ノロウイルスには不顕性感染というものもあり、その場合、症状が全く出ないということもあるんです!
症状の重度は、感染時の体調も大きく関係してくるようです。
3ヵ月の息子は感染していなかった?!
一番心配なのは3ヵ月の息子。
万が一ということも考え、一応小児科に連れていきました。
すると、ノロウイルスの感染自体は、不顕性感染の場合もあるので、否定できないが、
・熱なし
・元気である
・水分補給ができている
ということから、気にする必要はないと判断されました。
そして、もう一つ、赤ちゃんは母乳を飲んでいるから発病、重症化しなかったんじゃないかと言われました。
母乳に含まれるたんぱく質“ラクトフェリン”には、免疫細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があるので、ノロウイルスが腸内の細胞に付着するのを防いでくれる役割があるそうです!
ノロウイルスを防ぐためには、免疫力が重要となってくるので、知らぬまに母乳成分が、我が子を守ってくれていました^^
ノロウイルスの症状がでている時の授乳は大丈夫?
授乳中のママがノロウイルスに感染した場合、一番心配なのが授乳を行っても良いのか?
ということですよね。
薬にもよると思いますが、私の場合は、お医者様に相談したところ、
薬を飲んでから5時間は、授乳しないでください。と言われました。
そして、吐き気止めの薬は服用したら10時間くらい授乳できないがどうするか?と聞かれたので、いただきませんでした。
とりあえず、
↓
3時間後の授乳は、ミルクに変更
(この時一応搾乳して軽く母乳は出しておく)
↓
3時間後(6時間後)の授乳:母乳
という風に行いました。
ミルクを与えたのは、念の為ということもありますが、1番は母乳の水分量も関係があります。
まだ離乳食も始まっていないこの頃の乳児の便は、べちゃっとした水分の多い便ですよね。
しかし、息子が苦しそうにうんちをしていたので、見てみると、大人が硬い便をした時のような、コロっとしたうさぎのような便が出たんです!
不安だったので、すぐに小児科の先生に確認すると、私自身が嘔吐と下痢によって水分量が足りていなかったので、母乳に含まれる水分が少なくなっているのが原因とのこと、
その為に、少し熱めに作ったミルクを飲ませました。
すると、その後のうんちは通常通りに戻り、ホッとしました。
完母で育てているママさんは、ミルクよりも母乳をあげたいという思いがあると思いますし、子供がミルクを飲んだことがないので、飲みたがらないということがあると思います。(うちもそうでした…(>_<))
しかし、水分量の少ない母乳だと、子供も体調不良になってしまいます。
今回のことで、このような時の為に、普段からたまにミルクを飲ませて、ミルクに慣れさせておくのも大切なことだなと思いました。
結果、
- 薬を飲んでない場合は、発症中でも授乳可能
- 薬によっては、間隔をあければ大丈夫なものもある
- 嘔吐が酷い場合は、母乳の水分量が減っているので上手にミルクを活用する
ということがわかりました。
ノロウイルスに効く薬というのは、現段階ではありません。
症状によって、整腸剤や、吐き気止め、下痢止めなんかが処方されるようです。
薬の内容と、自分の状況を判断して、母乳を優先させたい場合は断ることも可能なので、よくお医者様とご相談されてくださいね。
まとめ
今回は、ノロウイルスについて体験談をご紹介しました。
少しでもご参考になれば幸いです。